英語の新しい参考書を買って、学んでいます。
その本は、「英検3級対策」の参考書で、中学英語くらいの難易度です。
さすがに内容は易しくて、出てくる単語はほぼ知ってるものしか無くスムーズに読み進められますが、
知らない言い回しや、聞いたことあるけどちゃんとインプットできていなかったような語句をおさらいできて、ストレスなく楽しく学べています。
その本では、短い会話のリスニング(音声はダウンロードする)の項があります。
私はとりあえずリスニングはいいや、と思って、
課題の文章を読んで、理解できたら次に進むようにしています。
その中で、面白い課題がありました。
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(会話)
A「I hear you have a big collection of comic books.」
君は漫画をたくさん集めていると聞いたよ。
B「Yes, I have about five hundred.」
うん、約500冊持っているよ。
A「Could you lend me some of them?」
その中の何冊かを僕に貸してくれない?
この後の、Bさんの返答として、正しい文章を三択から選ぶ課題なのですが、
正解は
B「Sure, I'll be glad to.」
いいよ、喜んで。
ですが、他の選択肢が面白かったです。
B「Sure, I hate comic books.」
いいよ、僕は漫画が嫌いなんだ。
っていう、サイコパスみたいな返答があって、
Bさんが嫌いなもの(漫画)を500冊も集めている狂った性格であるケースもありえるよなぁ、と笑ってしまいました。
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こういう風に、「○○のケースもありえるよなぁ」っていう見方は私にとってけっこう大事で。
理に照らして、「ありえるパターン」をすべて考慮する、ということができると、
自由に運命を選んだりすることができるようになります。
「物事はこういうもんだ」という硬直した頭でも決して悪いことではないですが、
そこから一歩進んで、
「物事はこういうものだろうけど、それも数多ある可能性のひとつにすぎないんだな」
→状況が変われば、他の運命もありえるな
という懐の深い、ガバガバな認知をすると、
実行力は落ちるんですけど、「小回りがきく」という機動面でのアドバンテージが得られます。
状況に応じて、使い分けられれば最も優れていますが、
鉄道の特急のように、「この道を突き進めばいいんだ」というフィーバーな状況は、「かなりレアケース」であるという認識を持っています。
結論は、基本的には小回りが効いた方が良い。(効いてないと、おそらく困ることがたくさんある)
というコラムでした。
おわり