父親が観ていた日本のテレビ報道番組を、私がチラリと見て、その番組は何やら興味深いことを伝えていました。
ネタニヤフ首相が「オスロ合意(1993年)の過ちを繰り返さない」と発言したそうです。
オスロ合意とは、パレスチナの自治権を認めて、それを段階的に拡大する予定で、二国家それぞれ共存しましょうね、みたいな合意らしいです。
それに対してバイデン大統領は「二国家共存の遵守を求める。イスラエルは国際社会からの信用を失いつつあり、ネタニヤフ首相は変わらなければならない」という内容発言し、ふたりの考えの齟齬が表れたとのことです。
ほほぅ、ネタニヤフ首相は「二国家共存に否定的」なんですね。これは、おそらく戦争の口火となったハマスによるテロが、発生する前から、
つまり、ヨルダン川西岸地域への入植を進めていたときから、すでにこの考えだったのでしょう。
となると、ガザへの無差別に近い爆撃も、ある程度筋は通りますね。
ネタニヤフ首相は「ハマスも、ハマスを(消極的にでも)支える民間人も、できることならば根絶やしにしたい」という考えのようです。
これは・・・イスラエル国民の出番ですね。民意を表現べきタイミングです。
イスラエル国民が、ネタニヤフ首相を支持するのであれば、はっきり言って、ハマスの音楽フェステロ事件も、自業自得的ですね。
だって「お前ら(パレスチナ人)は消えてなくなれ」という考えを持ち、実際に「殺して」いるのだから、
そりゃあパレスチナ人はキレるし、ハマスの暴発要因になりますよ。
この日記を見ている人は、「やっとそのスタートラインに(私が)立ったか」と思うかも知れませんが、私はけっこう想像と勘で話しているので、ここまで時間がかかりました、ごめんなさい。
となると、まぁ、ハマスもテロをしているのでこれを削るのはいいとして(つまりイスラエルが行っている軍事作戦の目的「ハマス掃討」は容認するとして)、
ネタニヤフ首相は、ガザの制圧が済んだら、「当然、また入植してパレスチナ人を殺しまくるよ」という志向を持っているということのようです。
となると、私も、おそらく国際社会も、ネタニヤフ政権に対しては「NO」以外あり得ないですよ。
あの地域が「殺し合いが起こりやすい地域」であるのは間違いないですが、
その「殺し合いが起こりやすい地域」で、「実際に殺すか」「殺さないか」については、両国の指導者の責任の下で行われる「選択」になります。
その枠内で、ネタニヤフは「実際に殺す」選択をした。そしてその考えは変わっていない。
となると、ネタニヤフ政権に対しては、「NO」ですね。顔を洗って出直してきて欲しいです。
私が日記で「NO!」NO!」ゆっててもあんまり効果なさそうなので、イスラエル国民のみなさんは、もしも戦争が嫌ならば、「実際に殺す」ボタンを押すような政権を支持しないようにお願いします。
イスラエルは選挙で選んでるのかな?じゃあ選挙でもうちょっとバランス感覚のある穏便な指導者を選んだ方がいいですね。
おそらく、イスラエル国民は、「殺して」「テロされて殺されて」「殺して」が、嫌でしょう?嫌じゃないのかな・・・どういうバランス感覚なんだろう。
音楽フェスのテロは、もう自業自得であることがほぼ確定しているので、
嫌ならば、過激な政権は選挙で落としましょう。
なんか、自民党は頑張って欲しいけど、ネタニヤフ政権は落としましょうとか言ってるのがなんか矛盾みたいに自分で思いましたが、
自民党政権はネタニヤフ政権よりかははるかに質が良いです。
そういうことです。