ネタニヤフ政権という暴力装置

ここ数日のニュースで、

 

イスラエルがラファ(人道支援物資の搬入口があり、かつ、多くの避難民が集まっている地域らしい)への攻撃を開始したとの報道を見ました。

 

結局、ハマスとの停戦調停案なんて、実質的にネタニヤフは飲む気はなく、

 

自分の権勢維持しか頭にないように見えます。

 

で、軍人出身の極右らしく、すべての問題を軍事行動などの強硬策でしか活路を見いださない、という謎の縛りプレイもしているようです。

 

米大学の反イスラエルデモも、国内の求心力低下も、

 

作用の面でいうと、ネタニヤフ政権を効果的に追い詰める結果になり、そのように追い込まれた強硬スタイルの人間は、「さらに強硬になる」という現象なんだと見ています。

 

結局のところ、ウクライナ戦争も、イスラエルパレスチナ戦争も、トップの人間(プーチン、ネタニヤフ)を椅子から引きずり落とさないと、かなり解決が困難ですね。

 

選挙によって、政治家が選ばれ、その中からトップが決まる、みたいな仕組みは、納得感があって優れている面もありますが、

 

例えば、その国の市民の8割がトップの罷免を望むなら、強制的にそれが実施されるような「首斬り」の仕組みがあった方がいいと思いますね。

 

選挙で選んじゃったら、それで任期までGOではなく、

 

クーリング・オフ制度みたいなキャンセル作用を持つ機能を、政治システムに持たせる。

 

もしそれがあれば、トランプさんが米大統領なってもいいでしょう。下手かますなら、即クビにすればいいんですから。

 

これは、「議会の解散権を、国民に与える」と言い換えてもいいです。

 

国民の好きなタイミングで、解散総選挙をするってことですね。

 

好きなタイミングと言っても、8割が是としなければ発動しないので、そんなに乱用されるような状況にはならないと思います。

 

人間目線で、合理的に考えると、この案は「当たり前」になります。

 

しかし、実際にそうなっていないということは、

 

「ボンクラをトップに据えて、苦労して、がんばってもがけよ」っていうことだと思うのですが、

 

まぁ~そういうゲームだと思えばそうなんですけど、

 

ネタニヤフ政権の場合、極端すぎて、許容しにくいんですよね。

 

もっとソフトなボンクラトップならば、「じゃあそのコスト織り込んでがんばるか」という前向きになれたりしますが、

 

ネタニヤフは動機が「強いオレってかっこいいな!」ってだけで、しかも非戦闘員を殺しまくってるっていうお粗末すぎるボンクラで、

 

程度がひどすぎるんですよね。

 

この水準のボンクラも、トップに据えてがんばらなきゃいけないのか、と想定を上回ってますね。

 

「ちょいとハードゲームすぎやしませんか?」

 

「そんなハードゲームなんて、誰もやろうとしないし、ゲームのパッケージだけが床に転がるだけじゃないですかね」

 

という感想を持ちます。

 

一刻も早く、ネタニヤフ政権が倒れ、もうちょっとマシな、穏便なトップ(ボンクラでもいいですけど)に交代することを望んでいます。

 

ガザの人達は、一応ラファにも避難勧告出てた(勧告出したことは良いことですが)らしいので、逃げることに集中して生き残って欲しいと思います。

 

逃げまくってください。生き残れば未来はあると思います。

 

おわり