今回はアイディアじゃなくて、感想日記です。
イスラエルが、イランへの何らかの施設に対して攻撃を行ったとの報道を見ました。
ヤフーニュースの識者コメントでは、
「米バイデン政権はイスラエルを制御できていない」
のような事が書いてありました。
まず、米バイデン政権は「イスラエル-イスラエル以外」間の貴重な窓口ですので、機能を維持してもらった方が好ましいですね。
今回の攻撃を、米の「不手際」「方針の誤り」だと非難するのはお門違いです。
で、問題のイスラエルですが、
イスラエルでは、強固な保守政党は、政権持っちゃダメだと思いますね。
「イスラム圏から攻撃を受ける」
その事実を彼らはどう受けるかというと、
「攻撃がある前提で」「力で対抗しよう」
「それは「永続的」「固定的」に対応しよう」
ってなるんですけど、ここで何が問題かというと、
「攻撃を受けることを」「(システム上)受け入れてしまっている」ってとこです。
で、その前提の上に、「軍事力増強」とか「報復メソッド」とかを積み重ねて、築いていってしまう。
例えば、「攻撃してくるあいつが憎い、敵だ!」と思い込んで、その前提で何かのロジックを積んでいくと、
「その態度そのものの作用によって」「本当にあいつが敵に成る」っていう摂理があります。
「他者から攻撃を受けることを前提として建設されたシステムは」
「常に他者から攻撃を受けることを必要としてしまう」
ということです。
ポイントは、「イスラエル国民が」「本当はどう思ってるのか」ですけど、
「ずっと他者から攻撃受けても良いよ」ではないと思うんですよね。
ネタニヤフ首相は「オレは屈強だから、攻撃されても力でねじ伏せるからいいよ」という態度だと思うのですけど、これっておそらく虚勢で、
ネタニヤフ首相もイスラエル国民も、
「他者から攻撃されたくない、嫌だ、困る」っていうのが本心じゃないんでしょうか。
そうであるならば、「他者から攻撃を受けることを前提として」はいけないんですよ。
攻撃されたらきっちり嫌がる、困る、ってのが大事です。
嫌がりながら、自衛のための武力行使をする、敵を無力化していく
っていうのが正解だと思います。
ということで、
イスラエルは根源的に、周りが敵だらけの受難境遇で大変だと思いますが、
基本である「攻撃されたら嫌だ」を崩さずに、できればリベラルな政権が建った方がベターだと思います。
イランは、比較的自制できていると思います。不幸中の幸いですね。
結局、ロシアもイスラエルも、
政権交代頼りですね。
やっぱり、頭がまずいと、すべてが狂ってきますね。
周辺各国は、時間経過を待って、耐えて、
機が熟して良いタイミングになったら、一気に適切な力点を押して、動かしていくっていう
粘りの姿勢が求められているのかもしれません。