イスラエル・パレスチナ問題 その③

ヤフーニュースとかツイッター(X)とか、見ていて2つの情報に触れました。

 

①難民はガザからは出られない

 

イスラエルによるガザ北部への攻撃が予定されているようで、北部から南部へ約60万人の避難民が移動しているそうです。

 

イスラエルはガザを兵糧攻めにしているので、一切の物資供給も絶っている状態。

 

いやぁ、ひどい状況ですね。

 

イスラエルの兵器には殺されないが、飢餓によって死人がでるんじゃないでしょうか。

 

難民を保護するのであれば、物資も送らないと、何のための避難なのかわかりません。避難が目的ではなく、人命保護が目的なんですから。

 

前の日記でも書きましたが、イスラエルがどういうロジックで動いているのかよくわかりませんね。

 

ガザの人民は死んでもらいたいが、国際世論を気にして、体裁だけ整えるための避難の呼びかけだったということでしょうか。

 

あるいは、餓死者が出る前に、速攻でハマスへの有効打撃を与えるつもりなのか。

 

いまの状態を数週間以上維持するのであれば、食料難で人食いが出る可能性もあります。

 

そうなる前に、やぶれかぶれで南部のイスラエル国境を集団歩行で突破することがガザ人民にとって最も合理的なアクションになります。おそらくそうなるでしょう。

 

イスラエルは何を考えているのか?わかるのは、「短期的な方針とその手段」の選択にかなりの制限がかかっているように見えますね。

 

それを公表するというのもひとつの手かなと思います。公表自体、縛りによってできない可能性は高いですが。

 

とりあえず、避難と兵糧責めの同時実行をするのであれば、速攻で軍事作戦を完了してもらいたいですね。

 

イスラエルはガザを併合しない

 

アメリカのバイデン大統領がこれを表明していて、私は最初「はっ?」と思いました。

 

ハマスを叩くのは支援するが、ハマス支配下のガザの併合は支持しない」というのはぱっと聞いて意味不明です。

 

ガザが、ハマスのようなイスラム原理主義者が実行力を持つための「温床」になっているのでしょう?

 

「毒キノコは排除するけど、毒キノコの温床は維持する」みたいなよくわからない方針です。

 

ツイッター(X)で、「イスラエルがガザを併合すると、もっと大きなイスラム世界全体が黙っていない」という趣旨のツイートを見ました。

 

聖地であるから、ガザは特別な象徴的な意味を持っているということだと思います。

 

しかし、「ガザを兵糧攻めして、軍事的な攻撃も加える、それでもガザにはパレスチナ人に居住してもらう」というのは、ある意味現実離れしているように感じます。

 

人の生きていける環境じゃないように見えるんですが。そう言う私がぬるいのでしょうか?

 

とりあえず、ガザにパレスチナ人の自治エリアを維持し続ける方針であるならば、イスラム圏で「ガザを併合してもらっては困る」という立場の国に、ガザをどうしたいつもりなのか、ヒアリングした方がいいと思います。

 

バイデン大統領は「ガザ併合はしない」と言っているけれど、「いや、ガザの同胞のために、もう併合してくれ」という交渉もあり得るんじゃないかと思います。

 

「ガザを併合」と「その代わりのイスラエル領土割譲(あるいは入植の凍結)」というトレードがずっと現実的じゃないでしょうか。

 

ガザを併合しない、というのはかなり悪い意味で「夢物語」だなぁと私は感じます。

 

<まとめ>

・とりあえずイスラエルの速攻を期待します。そうじゃないと難民の人命保護観点で無理があるので。

・ガザは併合した方が、すべての人間にとってメリットがあると思います。

 

この地域は、言葉通りの意味で、「最前線」に近いと思っています。被害を受ける人たちは我慢してどうなる状況を超えていて、暴威に翻弄されるのみでしょう。

 

全力で逃げることをお勧めします。