イスラエル・パレスチナ問題

家でのんびり大航海時代オンラインをやっているうちに、何やら戦争が始まっているようで、調べて考えてみました。

 

調べたと言っても、ChatGPTで「イスラエルパレスチナ関係の歴史の概略を教えて」と問うて、大体の歴史の契機を拾っただけです。

 

そもそもの発端が、イスラエルの建国なんでしょう。パレスチナ側からすると、「我々の聖なる土地を勝手に占領した」という認識。

 

さらに遡ると、なぜイスラエルが建国されたかというと、ユダヤ人が迫害され根なし草であった背景で、イギリスが当該地域を占領後、1917年にユダヤ人の建国の支持を表明したから。

 

もし、たらればを言うのであれば、「もしもユダヤ人の国を建てなければ、現在の戦争はなかった」となるでしょう。

 

しかし、ユダヤ人の一部が根無し草を続けるのも可哀想なので、とりあえず「ユダヤ人の国ができちゃったなら、それを前提にして」考えるべきなのだと思います。

 

イスラエルvsパレスチナの肝は、イスラエル側が「どういったロジックでパレスチナへの攻撃をしているのか」という点だと思います。

 

パレスチナ側は「聖地への侵入、侵略を受けた、その報いを受けさせる」という事だと思うので、クリアーになっています。

 

一方、イスラエル側は、よくわかりません。

 

「世界において最終的に救われるのは我々のみなので、パレスチナ側の人間をいくら殺してもかまわない」という感じでしょうか。

 

こうなってくると、構造的には、和平は不可能に見えますね。

 

お互いの世界観が、がっちり斬り合って深く対立しているので、構造的な解決を求めるのであれば「どちらかが自分たちの世界観を手放す」というルート以外、ありえないように思います。

 

構造的な対立の解消が図れないのであれば、物理的に戦争できないようにするというアプローチになります。

 

つまり、いずれかの軍事的な無力化です。これは、現在イスラエルも目標として表明しています。

 

イスラエルと、ハマスのどちらかの無力化ということで、焦点になるのは、外野からの作用です。

 

アメリカはイスラエル支持、EUは両サイドあり紛糾、イランを筆頭としたイスラム圏の一部はハマス支持、のようです。

 

ウクライナvsロシアの場合は、ロシアが国際法違反なので、まともな国は「じゃあウクライナ支援しよう」とすんなりなっていたと思います。

 

このすんなり状態において、欧米による代理戦争の様相ですね。

 

しかし、イスラエルvsハマスにおいては、両国とも国際法違反をしているらしいです。

 

「腐敗はあっても普通のウクライナvsならず者ロシア」のパターンではなく、「殺し屋イスラエルvs殺し屋ハマス」の、どっちも「バツ印」が付くパターンです。

 

この場合、外野がよってたかって、上手にコントロールすることは建前上難しくなります。どっちもバツ印なら、政治的にどちらも支持できないからです。

 

このような、「どうにも解決できない戦争と、どのように対峙するのか?」が、問われているのだと思います。

 

とりあえず、アメリカは支持しているようなので、アメリカパワーを味方につけたイスラエルハマス側をぼこぼこにして無力化する、という筋になるのでしょう。

 

しかし、イスラム圏はパレスチナだけではないので、この結果を受けて、ユダヤ圏vsイスラム圏の対立は世界規模で深くなっていくという懸念があります。

 

なので、最もキーとなるのは、アメリカ、そしてEUの観客たち、がイスラム側へ配慮を加えた上で、パレスチナハマスをぼこぼこにする「外交的アクション」なんだと思います。

 

そのひとつが、イスラエルのコントロールです。

 

イスラエル側が「ハマスを殺したくてたまらない状態」では、イスラム圏の視点から見れば、「アメリカが狂犬を放ってきている」という景色になります。

 

まずこれを是正しなくてはならない。

 

イスラエル側からすれば、「ハマス側が狂犬だから、それに応じた対処をするのはフェアである」という認識かもしれませんが、

 

イスラム圏の一部の人らは、習慣的に戦争、殺しに対して忌避感が少ないので、そのイスラエル側の認識を考慮に入れることはないでしょう。

 

なので、結論から言うとイスラエル側は「報復封じ」の縛りルールでもって戦った方がいいでしょう。

 

とにかく、イスラエルは狂犬であってはならないのです。紳士的に、国を守るために自制して対応するべきです。

 

と言ってもイスラエルはそうしないのであるから、アメリカがイスラエルを制御するしか道がありません。

 

アメリカが狂犬を放って、ガザの人民を殺しまくる、というのは避けなくてはなりません。

 

他国を弾よけにつかって、代理戦争をする、みたいなメソッドは、本件に関しては通用しないと思った方がいいでしょう。

 

都合の良いことばっかり考えて、自国の利益を最大化、とか言ってる頭が揺蕩ってる人には理解できないかもしれませんが、それはもう卒業の時期です。

 

次のステップに進んで、「目先の利益を最大化して、長期的に大きな損害を負うパターン」を防ぐ必要を感じてチャレンジして欲しいですね。

 

あとニュースを見ての個人的な感想としては、「そんなポンポン、人殺してどうすんのよ」と思いました。