睡眠法

私は部屋を暗くして、ベッドに横になると頭が冴えてきて、いろんなことを考えてしまうことが良くありました。

 

「部屋を暗くして、ベッドに横になる」とは、つまり寝に入ってるときです。寝ようとすると頭が冴えるのでなかなか眠れません。

 

今はほとんど運動もしてないので、すごい疲労感と共に眠る、というあの気持ちいい瞬間もご無沙汰になっています。

 

考えることは全く苦痛じゃないので、悩んで鬱になる、ということはほとんどないのですが、寝れない→夜明け頃まで起きてる→午前中にめっちゃ眠くなって寝る→午後に起きる→その夜にまた眠れない、の不眠のスパイラルに入ってしまい、健康に悪いです。

 

そこで、なんとかして21:30くらいに寝て、早起きしようと寝方を工夫してみました。

 

最初は、米軍式の導眠法(身体の筋肉を徐々にリラックスさせる方法)を試してみたのですが、結局、「考えてしまう」ことがやめられないと、効果が無いことがわかりました。

 

なのでオリジナルの導眠法を開発しました。それは以下です。

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<私流導眠法>

①部屋を真っ暗にして、ベッドで仰向けになり、四肢を自然体にする。

②体の外郭を「器」、内部の臓物・筋肉等を「その器に入る水」だとイメージする。

③最初は心臓に意識を集中し、徐々に広い範囲の内部臓物や太ももの筋肉などに意識が行くようにする

④内部の水、がイメージできたら、それを「大きなお皿(背中側の外郭)に水がなみなみ入っている状態」だとイメージし、その水を静かに、ピクリとも波立たせないように意識する。

⑤You can get to sleep!

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こんな感じです。私は普段生活するとき常に情報収集モードで頭でっかちになっているので、基本的に自分の身体とか、感情とかは無視しています。

 

無視するのもまずいなぁと思ってるので最近は是正しているのですが、この特徴を崩すことができたら眠れるかもしれない、というアイディアを得ました。

 

特に「身体」からのサインに意識を向けるというのは、おそらく多くの人がやっていないんじゃないかと思います。

 

私もこの導眠法で、生まれて初めて身体からのサインに意識を向けたかもしれません。これに集中すると、思考なんてできないんですね。

 

思考できないで、かつ、体がリラックスすると、眠りやすくなります。この方法で、私は寝るのが楽しみになりました。

 

こういう、「すでに自分が走らせているシステム」の盲点に注目する、という手法は、導眠だけじゃなく他の分野にも通用するんじゃないかと思います。

 

なまじっか、走らせているシステムが安定した成果を出していると、なおさらその盲点を軽視して必要のない要素だと判断しがちになります。

 

だって成果出してるんだからいいじゃん!というのはそうなんですが、盲点を生んでいる時点で、そのシステムは大したことないとも言えます。チョロQみたいなもんですね。

 

チョロQを走らせることに満足しないで、もっと広い世界を包摂するようなシステムを作っていこうとする志向を持つと、良いことがあるかもしれません。