スピードとパワー

スピードとパワーの関係は、中学の物理で習うようです。私も習っていたはずですが、全く記憶がありません。なのでググってみました。

 

物体にはたらく力:F、質量:m、加速度:aとしたとき「F=ma」

 

これが物体の運動方程式のようです。

 

この物体を「国」とした場合、国にはたらく力=質量×加速度と表現できると思います。

 

質量は、国民の人口ですね。あとは社会インフラの総量に減耗率をかけたものとか。なので、「人口が増えること」「たくさん設備投資をすること」が、国力増大にとってひとつの重要なピースになるということです。

 

で、それに加速度を掛けるという式になっています。つまり、国力増大にとって、大事なのは速度ではなく、加速度なんですね。へぇ~。

 

私は昨日の日記で、「議論進行の速度」が大事でそのためのAI活用をするといい、とかゆってましたが、これは本質を少し外しているということですね。

 

本当に大事なことは、加速度、つまり訓練による技術向上度合い、であって、すでに身に付けた技術に胡坐をかいて速く走ることは、あんまり意味がないということになります。

 

あぁ、通りで意味がないと思った、と腑に落ちました。まぁ、私が「AIと議論が良いよ」とゆって、その通りに誰かがAIと議論して、技術向上したとするならば、「技術向上度合い」も上がって、意味はあるんですが、

 

「AIと議論すること自体に意味があるよ」というのは嘘ですね。これはあくまで手段であって、それ自体に意味はないです。手段を用いて、技術がグンッと向上して初めて意味を持ちます。

 

加速度ということで、国にとって、経済成長し続けることがMUST、という考えにも合致しますね。国力(F)を一定の水準に維持するためには、ゆるやかでもいいから常に経済成長(a)し続けないといけない、(あと人口(m)も維持しないといけない)という仕組みです。

 

ふぅん、なるほど。つまり、需要拡大・消費拡大路線は必ずしも必要じゃないけど、人口維持と、経済成長は必ず必要ということですね。

 

で、ここからが重要な点ですが、国力(F)って、どの値が理想なの?という点です。

 

・どこどこまでも力を増やすのがいいのか

・ある値域内でキープがいいのか

・弱ければ弱いほどいいのか

・増も減も、急激な変化はご法度or歓迎なのか

 

とかその辺の情報は、普通に地球で生きてたら、まず得られない情報です。得られない情報ですが、意思決定するためには絶対に欠かせないパズルのピースですので、なんとかして特定する必要があります。

 

おそらく、「ある値域内でキープ」で「急激な変化はどうでもいい」みたいな感じだと思うんですよね。この辺は、歴史とか見たら結論出ると思います。推測の域をでない結論ですが。

 

幼少期にバブル経済を感じた身としては、「恋は~ジェットコースター♪」でもOKそうだなと思います。問題は、一定のFの枠内で、どれだけ暴れて、どれだけ落ち着くか、そういう実験だと思います。