アウトオブコントロール

政策とかは、簡単に言うと国民の利害調整。利害調整なので、損する人がいれば得する人もいる。株価が落ちたからって、岸田首相に文句を言うのはなんか変。岸田首相から「あなたへ利益供与できるように便宜を図ります」と言われてる人なら怒るだろうけど。

 

奪い合いは、日常茶飯事。力で脅したり行使したりして、奪う。力のあるひとに従属すれば、暴力をアウトソーシングできる。スーパーのお肉パックはきれい。

 

生産性とかは、個人の努力。欲があればスキルが育つ。あらゆる技術は、個人の幸せに帰着する。欠陥は、エンジンが有限動力であること。人間の欲には限りがないというのは真っ赤なウソ。不満がない人間は、何もしなくなる。

 

共感は、よくわからない。不安を解消するテクニック。自分と他人が同じなら安心ということは、違うのならば不安ということ。確かに自分と同じなら安全かもしれないが、違うからといって危険だとは限らない。全てを〇か×で答える世界は楽しかろう。

 

上記を挙げてみても、不安の発生を止める方法がない。芥川龍之介も「ただぼんやりとした不安」に背中を押されてしまった。できることは、不安をやわらげること。

 

人間ができることは「不安やわらげゲーム」だけで、それに関係しない事柄においては全くコントロールが効いていない。大仰な六法全書の分厚さに逆に虚しさを感じる。

 

少なくとも自分自身はコントロールしたいと思う。不安やわらげゲームからの卒業ができるだろうか。