【近況6/18】苦労の意味

直近のYOUTUBE動画視聴の中で、

 

ビジネス環境や、新人の業務修得のステップアップにおける「苦労」について解説する動画を見ました。

 

そして、最近のヤフーニュース記事でも、「起業家は必ずしも苦労を選ぶとは限らない」という趣旨の意見を見ました。

 

日本の格言で「若いときの苦労は買ってでもしろ」というのがありますが、

 

それに疑問符を付けるような意見をよく見たということです。

 

これって、背景に、「職場の体育会系気質のパワハラ気味の上司が」「新人に対してもっと苦労をしろ!」と圧力をかけて、

 

その結果、新人が退職しちゃう、というロスが実際に起こっていることがあるのだと思います。

 

なので、カウンターとしてそういう言説が出てくるのは自然なんですけど、

 

私目線では、「苦労の無い人生なんてあり得ない」という考えを持っています。

 

小学校時代の中学受験でも苦労しましたし、

 

中学合格後の精神的家庭内虐待により、これをしのぐことも大変な苦労がありました。

 

そして、上に目を付けられて、からまれて苦労して、

 

かなりインパクトの強い干渉を受けて苦労して、

 

世界観の選択とせめぎ合いにおいて、常にためされて苦労をしたり半ギレしたり、投げやりになったりもしました。

 

今も、常に試されていますが、取りあえず現在は比較的平穏です。

 

そして、ニートですので、生活費を稼ぐ点においては、ラクをしています。

 

まぁ働いてた時は、仕事中のフラフラ病とかを耐え忍んだり、けっこうな苦労もありましたが。

 

このように、苦労って、常にあるものです。

 

一般的には苦労とは「苦しみの中であえいでいる」側面がフォーカスされるようですが、

 

私にとって「苦労」とは、「より高い技術的ハードルを超える試練」です。

 

その辺の定義が、一般の定義と異なります。

 

なので、私の定義の「苦労」に照らすと、別に「苦しみに喘ぐ」必要はありません。

 

要は、「技術的なハードルをクリアすれば」「何でも良い」のです。

 

苦しみに喘ぐこと無く、余裕のよっちゃんでできるなら、それでも別に何も問題ありません。

 

同時に、苦しみに喘ぎながら、なんとかこなしても、それもまた問題ないという考えです。

 

で、現実的な問題を言うと、

 

「超える必要のある技術的ハードル」って、基本的に「今、できないこと」ですよね。

 

赤ちゃんにとっては、立ち上がって歩くことが、それに該当したりします。

 

赤ちゃんから、少年になって、青年になって、大人になって・・・

 

「できないことをできるようにする」試練の連続ですよ。

 

だから、一般的には「できないことをできるようにする」という、一種の運命のねじ曲げを実行するのは、「苦しみが伴う場合がほとんど」です。

 

1滴の汗もかかないアスリートがいないように、です。

 

で、「苦しみだけ」「ただただ、苦しくて、成果も全然でねぇや」では、

 

人間の精神構造から言って、間違いなくうつ病とかの機能停止に追い込まれますので、

 

「苦しいんだけど」「やりがいがある」とか、

 

「この苦しみを度外視できるほどに、ハードルを越えられる未来が解像度高く見える(希望がある)」

 

という「メンタル収支プラス」状態を作り出すことも、当然必須になります。

 

「赤字しか出さない」会社は、何かチャレンジすることができるわけがありません。

 

それやっても、会社が潰れて無くなってしまうんですから強制退場です。

 

人間にそれを当てはめると、諦めての挫折だったり、うつ病だったり、過労死とかになります。

 

ちなみに私はうつ病も経験していますし、その罹患以前にも自殺願望も持ったことがありますが、「最初から死にたいと思う人間はいない」ということを知りました。これは余談です。

 

なので、「苦労を買う」前に、

 

自分のメンタル収支を、常に、(大もうけじゃなくていいので)常に黒字にできるだけの、「解釈力」(interpretation)とかを身につけると良いと思います。

 

我々が見ている、4次元世界においては、物事は、一側面だけで捉えることはできません。

 

「悪い側面」があれば、その他の側面もいくらでも存在します。

 

その他の側面の中にも、必ず「良い側面」があります。

 

例えば「昭和の怖いオヤジのげんこつ」も、「怖かったけど」「それで学んだこともある」というようにです。

 

そのあらゆる側面、無数の見え方(見る人間の解釈のさじ加減ひとつでどうにでもなる「物事の表情」)から、ポジティブに思えるものを選択して、

 

メンタル収支を黒字化(どんな状況でも黒字化するのがベター)していけば、

 

「苦労は買ってでもする」ようになると思います。

 

苦労しないってことは、「自分の技術上げないよ」「ずっと赤ん坊のように、他者から技術をサーブされまくる予定だよ」ってことですから、

 

苦労は必ずするもんだと思いますね。

 

AIが興ったら、「技術をサーブされる」機会が増えると思いますので、

 

この分岐「苦労をして自分の技術を高めるか?」「一生AIに介護してもらうか?」

 

は、映画「人類史」のひとつのクライマックスシーンになると思います。

 

私は「自分の技術を高める」路線をおすすめします。

 

最悪、AI全部放棄してでも、生き残る所存ですので。

 

おわり