地殻変動で揺れる自民党

NHK7時のニュースで、岸田首相が派閥を抜けた、との報道を見ました。

 

検察も、何やら地方から応援を得て、自民党議員への聴取を進めるそうです。

 

となると、かなり大規模な大捕物になるんだろうな、という予測が立ちます。

 

私は今の自民党に頑張って欲しいと前の日記で書きましたが、勢力が削られる結果になりそうで、政治の世界はある程度の混乱が予想されます。

 

ヤフコメでは、「政治の裏金(透明性のないキャッシュフロー)は、国民主権の理念と反しており、民主主義とは言えない」みたいな趣旨のコメントを見たことがあります。

 

私は、「いや、いつから日本が(米欧型の)民主主義国になったんだよ」という突っ込みを入れたくなります。

 

①日本は民主主義国である

②政治家が裏金を作った

③検察が起訴

 

という流れならば、納得できますが、

 

そもそも①の「日本は民主主義国である」が疑問符が付くので、

 

戦後、学生運動を叩き潰して以降、「お上の言うとおりにしてたら大丈夫」みたいなノリで、しっかり「非・民主主義」の政治体制を、ほとんど大多数の人が肯定してきたのに、

 

いざ、裏金発覚となると「これは民主主義への裏切りである」という、架空の前提(日本は民主主義国である)を持ち出して、批判するのはいかがなものか、と私は思います。

 

「裏金も、やり過ぎはいけないけど、ある程度は仕方ないよね」

「そのある程度までは許容しよう」

 

というのが大多数の日本人の立場として筋が通るものではないでしょうか。

 

と言ってる私も、実は、日本式の社会主義っぽい政治体制は、はっきり言って、「居心地が悪い」し、「面白くない」です。

 

しかし、その「ちょっと嫌だな」という感情を置いておいて、日本式の社会主義体制をマイノリティーとして受け入れ、肯定しています。

 

やっぱり、治安も良いし(最近は自動車を建物に突っ込ませるのが流行っていますが)、店に並ぶ商品は質が良いし、日本に生まれてよかったなぁと思っているからです。

 

今回のパーティ券キックバック問題で、自民党議員の何割でしょうか、まぁおそらく2、3割、30~40人くらい削られるだろうと勝手に予想しますが、

 

となると、衆議院過半数割れになりそうですね。

 

立憲民主党とか、維新の党とか、国民民主党とか、共産党とかが議席を増やすんでしょう。

 

となると、みんなでワイワイ、議論が活発になり、

 

「民主主義の門を叩く」みたいなフェーズになるんじゃないかと思います。

 

それならそれを受けるだけですが、

 

私を含む国民の側も、「今まで自分がなにを肯定してきたのか」について、客観的に見て、筋の通らないわがままを言わないように、できたらいいなぁと思います。

 

岸田さんは、問題が山積みですので、引き続きベストを尽くせるように、応援しています。