A diary 8/18その②

ヤフーニュースで、タレント・お笑い芸人の厚切りジェイソンさんが過去に出した投資指南本についての記事を読みました。

 

内容としては、

・米国インデックス投信に投資すれば年率6%以上の利益があってお得

・資産形成は、本当の自分の幸福につながる消費行動を見極めて、節約することから始めよう

 

みたいな意見で、確かに合理的だなぁと思いました。

 

アメリカの巨大企業は、未だに「競い合って自社の株価を高める努力中なう」って感じですので、その推進力によって飛翔した泡沫の上澄みを掬い取るような投資(インデックス投資)は、手堅いですね。

 

もしこの手法に高いリスクがあるとするならば、アメリカのみならず、世界の経済活動の息の根が一時的に止まるような大事件があったときでしょうから、

 

そのときは「みんな大ダメージ」だから「しょうがない」「他人との競争には負けない(みんな負けるから)」的な発想なんでしょう。(ツイッターをやってたとき、そういう考えを持っている社長業をしている人を見たことがあります)

 

だから、インデックス投資をするのは手堅くて賢い。うん、そうなんですけど。

 

本当に賢い人は、現在世界中で起こっている「供給力不足」をカバーしようとするんじゃないかしらん、と私は思います。

 

アメリカは、財政支出を増やして、需要を増やしても、肝心の供給が追いついていないことにより金の循環が滞ってますよね。ロスが大きくて無駄に物価高、必要以上に賃金高になっています。

 

今優先順位が高いことは、「自分の資産を増やそう!みんなで競争ゲーム」に参加することではなく、「供給を増やすために雇用を作ろう!働こうゲーム」じゃないでしょうか。

 

合理的に考えられる賢さを、雇用を増やして供給力を上げることに使って欲しいなぁと思います。

 

資産を増やそうゲームにリソースを費やすことなんて、どこかのアフリカの国の、麻薬ギャングの少年にだってできるんですから。

 

子供が道のアリンコを潰して遊んでたって、青年になったらアリンコは潰しませんよね。いろんな知識や知恵を付けた結果、「そんなことしてもしょうもない」ということはありえます。

 

アメリカ上場企業の経営すべてに分散投資するインデックス投資は投資するなら硬いし、無難でスマートだからやることに反対はしませんが、優先順位がキチンと立ってないような気がします。泡沫掬い取ってる場合じゃないだろうと。

 

他方、ジェイソンさんの、「本当に価値のある消費だけして、できるだけ節約しよう」というのは同感です。

 

一生懸命働いて稼いだお金を、「欲しくもないし、感動もしないもの」に支払うなんて、ロス以外の何物でもないですから。

 

過度なインフレ、物価高、賃金高は、ロスの具現化だという認識を持って、この経済的ロスを押さえ込むことに頭を使った方が良いと思います。