娯楽性日記 8/2

今日のテーマはヤフーニュースで見た記事「がんの経済損失」についてです。

 

記事によると、国立がん研究センターが、がんによる医療費と労働損失の合計額が、年間2兆8600億円で、そのうち1兆円分は予防できる可能性のあるがんだった、と発表したそうです。

 

禁煙や、感染症のワクチン接種などで、がんの発生を予防することで、社会的損失を減らす効果があり、有意義である、とのこと。

 

なるほど~私は7月の最初あたりから、禁煙して、今1ヶ月くらい経ってますね。その分、健康になったと思うので、将来かかる医療費は減ったかも知れません。よかったよかった。

 

個人的には、がんは、自分の身体の細胞が暴走するようなもので、それを止めようという発想があまりないんですよね。

 

だって、自分の細胞が、私のために組織統率されなきゃいけない理由なんて無いですから。

 

細胞からしてみたら、

 

細胞「あの~オイラがあんた(私)の駒にならなきゃいけない理由が欲しいんですが、どういう事情でこうなってるんですかね?ところで、あんたは指揮官やれるだけの程度なの?」

 

みたいなことを思うのが自然だと思うんですよ。例えば胃からしたら、「なんでオイラが、降りてきた食べ物消化して、一部栄養取って、次に送り出さなきゃならんの?」と思うでしょう。

 

これが普通で、細胞が「律儀に統率されて細胞分裂するのが当たり前」だとは、私は思いません。よって、がんは病気かもしれませんが、防ぐ対象では無いと思います。

 

寿命が来て、そのタイミングで表出したのが、がん現象だっていうことでしょう。

 

もちろん、めっちゃ若人なのに、がんになった、という場合は、「いや、私まだやりたいこと何もできてないじゃん。チャンスくらいくれよ」という意見はごもっともです。

 

なので、若い人のがんは、技術的に治せるようにした方がいいと思います。

 

老人のがんは、寿命かな、この辺の考えは人それぞれでしょうね。そもそも国立がん研究センターとか、医療従事者の人からすれば、「治療可能ながんは治すのが当たり前」「がんの治療技術を進歩させて当たり前」でしょうから、私の意見は嫌かもしれません。

 

それが仕事なら、腹をくくって、それをやりきるのは良いと思いますが、私は、がんはそんなに治さなくてもいいんじゃないかなぁと思います。

 

母も腎臓がんで68歳で亡くなりましたが、私は、それが母の寿命だと認識しています。

 

がんをもっと治せるようになったら、日本人の死因ランキングで、がんが下位になるかもしれませんが、そうなったら、今度は他の病気が取って代わる(寿命を迎えつつある時期に表出する病気ががん以外の病気になる)と思います。

 

がん治療を進歩させて、平均寿命が、上がるかもしれませんが、そんなに長生きしてどうするの?死なない予定なの?という感じがあります。

 

国家のパワーとして「病気に打ち勝つことができる」ということは重要だと思うので、その力を鍛えるのはいいと思いますが、その力をすべての国民に対して常にフルパワーで振るうかどうか、の判断は、また別問題だと思います。

 

160km/hの速球投げられるピッチャーが、毎回フルパワー160km/hで投げるわけでもないし。この辺りは政治問題なのでこれ以上コメントしませんが。

 

ヤフーコメントを見ると、一部のコメントで、「がん予防関連の組織」が、予算を得るために存在意義を示しただけ、みたいなものがありました。

 

食っていかなきゃいけないし、がん予防をやると決めたならやるべきだし、関係者の方は自信持って仕事をしてほしいです。

 

ただし、がん撲滅にのめり込みすぎて、他を顧みずに爆走するのは、ちょっと意味あんまりないぞ、という意識を持っていただけると私はありがたいです。