憲法9条と非核三原則について

前のブログで書いたことを改めてもう一度まとめて書くと、

 

憲法9条は武力を持たないと書いてあるので、国家としてそれはありえない、よってこの条文は適切に修正すべき。

 

また、日本国憲法は、アメリカによって日本の牙を抜くために作られたという背景があるため、「特に守り抜く」動機が得られない。

 

憲法9条を守ろう!」という人は、「平和を実現しよう!」と言っているのと同じことなので、憲法を引き合いに出す必要はなく、自分の意思を正確に表現したほうがいいですね。

 

非核三原則については、個人的には維持でいいと思います。

 

核兵器を持つというのは、イコール敵国に撃つということ、だという認識を持った方がいいです。

 

「できれば撃ちたくないけど牽制に使えるから持った方が良いよね」等の意見を言う人が多く見られるが、やだなぁと思います。核による牽制自体にそこまで意味ありますか?世の中「核が怖いから侵略やめとこっと」と思うような優しい人ばかりじゃないと思うのですが。

 

私は核兵器を持つことに反対である理由は「核を撃ちたくない、撃たない」からです。

 

眼前の戦争の勝ち負け、という狭い視野に限定するならば、核による攻撃も有効打になりえますが、それで得られるリターンは「戦争に勝つ」だけですよ?

 

敵国の被害は大勢死に、着弾した地域は放射能汚染で人が住めない、というため息がでるようなコスト高状態となる。

 

それを上回る生産能力ある国が存在するでしょうか。少なくとも、私はそんなに生産できないので、「核兵器撃つのは自爆行為だな」という認識です。

 

まぁそれを把握したうえで、「いや、核兵器撃って敵国叩きのめしたるわ」という意志を持っているならば、核を持ってもいいんじゃないかと思いますが、

 

そんなスーパーマンみたいな国や国民は、なかなかいないんじゃないかな、と推測します。

 

しかし、放射能汚染と言っても、自然にある毒性の物質(ウラン?)の濃度が濃くなるだけっていえばそれまでなんですよね。

 

ほっそいがりがりの虚弱生物が、破壊力のある核兵器を持って、お互いをけん制し合うっていう絵はなかなかシュールで芸術性が高いと思いますね。