既得権益という言葉について

既得権益という言葉の意味を知らなかったので、調べてみました。

 

意味→国や地域・組織などの社会的集団や特定の個人が、過去の経緯や慣習、法的根拠に基づいて、取得・維持している利益を伴う権利。

 

なるほど~。で、これを守るために規制が張られて、新しい事がしにくくなっている、若い芽が摘まれていくというのが一般的に問題視されていることなんですね。

 

これは、なんというか、人間の性に根差しているので、なかなか大変な問題ですね。

 

まだまだ、この世で最も信用できるのが「カネ」だと思っている人が多いので、利益を追い求めるのは当然のこと。

 

そんで、「その利益は他人とのレースで勝ち取るもの」「現実世界では、まとまった利益を得られること自体が奇跡」「ずっと同じことして、ずっと安定して利益が得られたらラクチン」

 

競争心、夢、快楽志向、と人間の性質とマッチング最高なのが、既得権益の形成であるように見えます。

 

私からすると、既得権益を形成すること、そのものがけっこう重要なことかな、と思います。そうしないと、人がわらわら集まってこないですからね。

 

みんなの目指す先を既得権益に設定すれば、政治がしやすい、まとめやすい。

 

そんで、管理もしやすい。いいこと尽くし、ただし、「新しいことができない」つまり、「自身が変化できない」という犠牲を払う、と。

 

私個人の感覚で言うと、個人も社会も国も、今の状況に応じて適切な戦術というのは変わってくるので、「その変化を楽しむ」くらいの気楽さで行った方が良いんじゃないかな、と思います。そういう社会だったら、息苦しくないですから。

 

新しい事をしないで、今までやったことあることだけで、未来をしのごうとする(官僚的な)やり方は、国の運営としてはアウトでもセーフでもないですが、構成員(国民)全員が、それやると、非常に痛い目に遭うでしょうね。

 

だって、誰の目から見ても、そんな奴らつまんないですからね。

 

国の運営は、キノコ苗床作りみたいなもんで、国民生活のベースとして重要です。「国民生活のベースを作っているんだ(それ以上でもそれ以下でもない)」という認識で、やるといいと思います。

 

で、ベースが整ったら、「じゃあ何しようか?」と話が前に進みます。

 

そういえばもうすぐの参議院選挙の公明党のスローガンが「日本を、前へ」だったような気がします。

 

前に進むには、面白いことをやっていきましょう。この地球を存在させるのに、どんだけ投資されてるか想像してみると良いと思います。

 

投資家のために動くのがすべてではないですが、投資家を満足させないと、資金を止められてしまうので、やるしかないですね。