ちょっと前に、ヤフーニュースを見ていると、
子供を育てながら働いている人が、「子供が熱出た」などの事情で、仕事で穴をあけることが多くなり、
そのフォローをする同僚の他の社員の負担が大きくなり、健康を損なうケースもある、という問題がツイッターで話題になっていたそうです。
そういう「子供を育てながら働く人」のことを「子持ち様」と皮肉的に表現して、不平等感をアピールする人がいたそうな。
なるほど、ちょっとよくわからないですね。
同僚が仕事に穴開けた→自分がフォロー「してあげてる」→辛い→ふざけんな
という感じなのですが、これって一般的な感覚なんでしょうか?
私はほぼ非正規でしか働いたことないので、一般常識がないのですけど、
働くってことは、「会社との契約」に基づいてますよね。
会社から仕事をもらって、労働をして、対価の報酬をもらうってだけで、
同僚は、同僚(同じ立場の他人)でしかないです。
なので、子供を育てながら働いてる人(Aさん)が、仕事に穴あけても、
その穴埋めの仕事をするBさんは、Aさんのためにやってるわけじゃなくて、会社からもらっている仕事をやってるというだけだと思っています。
Bさんは、Aさんとの取引で、報酬を貰っているんでしょうか。
たぶん違うと思います。
Bさんの雇用状況における問題は、子持ちのAさんはあまり関係なくて、会社とBさんの取引マターでしょう。
・仕事の穴埋めて、残業がすごいたくさんになってる→残業代が支払われていない
なら、会社のコンプライアンス問題です。
・仕事の穴埋めて、大変すぎる→健康を害した
これも、会社の管理者責任の問題ですね。過重労働は、会社が判断して、是正していけばいいです
つまり、Bさんは仕事が辛いor報酬が未払いなら、会社に問題提起すればいいだけのことだと思います。
この状況で、子育て中のAさんに噛みつくって、「言いやすい弱い相手とのトレードオフ関係でファイトしてる」というなんとも情けない行動だなと思います。
Bさんが言うべきは、
「課長、今のメンバーでは、Aさんがフルタイムで入れないため、過重労働になって、健康被害も出ています。子育て中のAさんのワークスタイルと、部署全体を問題なく回すことを両立するために、過重労働環境に対して何らかの対処や工夫が必要です。よろしくお願い致します」
でいいでしょう。
と、私は思うのですけど、一般的な働き手の人は、「同僚との取引」でなんとかしようという発想の人が多いんでしょうかね。
私は、職場の同僚は、「サークル仲間」くらいにしか思いませんけどね。
会社との取引で、仕事してる意識でした。
だからこそ、上司の昇進or降格に自分が関わろうという意識は基本的にゼロです。
「昇進したけりゃ自力でがんばれよ。私はそれ興味ないしどうでもいい」
「立場に能力が追いついていない邪魔な上司は、ヒラ社員に戻るか退職願い出してくれないかなぁ」
と思っていました。
これは、組織人として、失格なのかも知れません。
組織人としては、やっぱり上には服従して、横との綱引きをするのが普通なのかな。
その方が秩序は保たれそうですけど、あんまり面白くないですね。
おわり