NATOのあらら

NATOの事務総長さんが、ウクライナに派兵はしないと発表しましたね。

 

目先の利を追うと、将来の大損になるケースの実例を作ろうとしています。プーチンさんは、元々死路を行っていたのに、他国への侵略が活路になる可能性を持たせてしまいましたよ。

 

ロシアが、余裕のある、富んだ国ならば、活かすのもいいのですが、構造的に内部破壊するようなやり方ですから、基本的に死路しかいけない国なんですよ。

 

そういう国に、希望の光を見出させるのは、ブラック企業に投資して長生きさせるのと同じことだと思います。

 

西ヨーロッパも、そこまで困窮しているということでしょうか。これでいくと、ロシアはこの方法論を捨てるはずはないので、さらなる侵略で活路を見出そうとするでしょう。

 

大きい力には逆らいたくない、というのは人間共通の防衛本能のようです。

 

本質的には、大きい力には、逆らってはいけないものと、逆らったほうがいいもの、2種類あります。企業の得た利益に、その背景(どのようにしてそのお金を稼いだか)の違いがあるように、武力にも背景があります。

 

何かを守るための侵略の力なんて、恐るるに足りません。単にロシアに「内政力」がないから、その損失分を外に求めてるだけなんですから。自治体が市民に「迷惑禁止条例に該当するから処罰する」のと同じ感覚で反撃すればいいのに。

 

例えば「世界征服」を本気でもくろんでの攻撃であるならば、刮目する必要がありますが、プーチンさんは頭がいいので、手持ちの方法論で世界征服は不可能だということが良く認識できていると予想します。

 

大体、他を攻撃する人に対して、見てる人が「強い、怖い」という印象を持つのは人間の生理現象みたいなもんで仕方ないですが、本当に強い人は「攻撃することもできるし、攻撃しないこともできる」選択肢を持っている人ですよ。

 

で、本当に強い人は、「攻撃する」カードを永遠に切らずに温存させます。このことから、ロシアは「不自由」で「弱さ」があることが容易に推測されます。

 

そんな国はどうあがいても衰退するので、「どのように衰退のフローチャートをデザインするか」という発想を、外の国々がイメージしないと、話が前に進まないと思います。

 

あるいは、ロシア改造を模索するか。改造の手を突っ込むには、やはりロシアには弱体化してもらわないと難しいでしょう。

 

やっぱり核兵器は怖いのかな・・・ロシアが核兵器を使用するときは「自らの破滅を確信したとき、道連れに」というケース以外ありえないと思うんですが。

 

ポンポン気軽に核兵器撃つほど、プーチンさんはバカじゃないでしょう。その辺の相手の判断力を信用をした上で、「核兵器撃つか撃たないか」の境界のギリギリまで踏み込むことをやってほしいのに。

 

日本刀の剣術とかでも、多分そうでしょう。「相手の獲物の射程外にいたい」じゃなくて「相手の懐に入る前提で、どのように仕留めるか」をイメージしないと。

 

同じ地球で、互いに兵器を持ってる時点で、もうすでに臨戦状態なんですから。