日本経済再生のための施策

前回の日記で、日本経済の再生ミッションはかなり難しいので、リスクを避けて確実な道に全集中ズドンした方が良いと書きました。

 

ここで、ではその確実な道って具体的に何なのかアイディアを出そうと思います。

 

まず、日本は民主主義っぽい社会主義国です。この特徴を最大限に発揮する形が好ましいと思います。やることは、企業再編です。

 

■ステップ1

まず、全ての日系企業を、「海外市場に進出している企業(グローバル企業)」と「国内市場のみ企業(地域企業)」に分類します。

 

グローバル企業は外貨を獲得してくれるエースなので、収益力のあるグローバル企業は、そのまま今まで通りがんばってもらいます。

 

収益力のない落ち目のグローバル企業には、海外市場から撤退してもらい、国内需要に依存する地域企業に生まれ変わってもらいます。

 

■ステップ2

ステップ1の操作を経た後は、おそらくグローバル企業は全体の数%くらいでしょう。残りの9割以上の地域企業を、再編します。グローバル大企業の傘下の中小企業も、この再編の対象とします。

 

全ての地域企業を、業種別に分類します。その業種ごとの企業グループの上に、持ち株会社を作って、企業グループをすべて傘下に収めます。(株は譲渡してもらいます)

 

これにより、巨大なほぼ独占企業が誕生し、過度な価格競争をする必要がなくなり、商品・サービスを「適正価格」で販売することができます。持ち株会社は、国のコントロールを受けます。

 

持ち株会社の経営トップには、最も収益力の高い企業(今は子会社)出身の人材を置きます。収益力の低い企業は、持ち株会社の経営方針に従って、頭からつま先までフレッシュな会社になってもらいます。反抗する人は降格か、最悪クビにします。そこそこ収益力がある企業は、持ち株会社からの指導を受けつつ、そのままがんばってもらいます。

 

これにより、すべての企業の生産性向上が図られます。

 

■ステップ3

ステップ2の操作を経た後、大量の失業者が発生すると予想されます。これをどうするか・・・うーん、人手が足りない業種に、送り込むしかないですね。企業が雇用をすれば、税の面でメリットがあるようにするとか。

 

この施策全体のキモが、「雇用をつくること」です。私の施策のキモ、というよりも、どのような経済対策であっても、雇用は一番重要なポイントになると思います。

 

今のように、「正社員は固定で、非正規は流動」みたいな優遇・非優遇の区別ではなく、「雇用できるところをどんどん拡げて、そこにガンガン人を突っ込む(その人の希望をある程度無視してでも)」スタイルが良いと思うんですよね。

 

私も仕事苦手ですが、農業でも、介護でも、床屋でも、寿司屋でも、そこに人が足りてなくて、会社に力あるなら、やったことないことでも勉強して、飛び込んでいく意志はあります。会社がへぼだったらそこで1滴の汗も流したくないですけどね!

 

私のアイディアはこんな感じです。思い切ったことやらないと、今の日本の政府と企業の財政状態だと、かなり難しいですね。

 

今のところ、一番現実的なのは、中国日本族になるルートです。