現在、ドル円レートは1ドル158円付近をうろうろしています。
為替介入後、2日間で、3円くらいドル高方向へ戻してますね。
このくらいは想定内ですが、問題は次の手をどうするかです。
仮に、もし為替介入がなかったとしたら、現在のレートは163円にはなっていたはずです。
巷では1ドル200円までいく、という煽り情報があったりしますが、
円安になっている背景としては、3点あって
・日銀が利上げをする見通しが立っていない
・現在、日米金利差が5%ある
・「円建ての輸出額<外貨建ての輸入額」になっている
最後の3つめは自信ないですが(私はあんまりわかってない素人なので)、
簡単に言うと、日本の国際競争力が落ちているのが通貨安の原因のひとつだということを言っています。
で、これらを総合的に評価して、一体どのようなレートが適正かというと、
現時点では、1ドル175円くらいなんじゃないかな、と勝手に思ってます。
そして、金利差は、将来的には縮まることがほぼ確定なので、
日米金利差が3%くらいになったら170円くらいが適正値じゃないかと思います。
で、先ほど触れた、「もし為替介入がなかったら」の仮定を導入すると、
国民生活を守る目的のターゲット水準を150円として、
日本の為替介入によるドル円レート下落幅は、170円-150円=20円分を想定するのが、自然かなと思います。
「自然」というのは、その程度の為替介入による下落幅ならば、「やりすぎじゃない・許容されるべき」という意味です。
なので、おとといの為替介入で5円分落としたので、
今後、20円-5円=15円分のドル円レート下落操作をしても大丈夫、という結論を、非常に勝手な想像・妄想によって私は得ています。
なので、またドル高になったら、また5円落としましょう。
それを後3回できるので、投機筋?が3回アタックしてきたら3回介入するのが良いと思います。
それによって、170円の適正値からの、20円分下落で、150円で落ち着きます。
実際に150円に落ち着かず、160円とかそれを超えるようなことがあれば、
それは投機筋がやりすぎであって、金利差が3%まで縮まることが予期されるタイミングで、是正されると思います。是正されないのであれば、投機筋が損をします。
この考えは、適正値が「1ドル170円である」という前提なので、これが精度低かったらすべてが瓦解しますが、
200円は明らかにやりすぎだと、想像するので、170円だと予想しています。
なので、以下は私の妄想に基づく勝手な願望ですが、
繰り返し言いますが、以下は私の妄想に基づく勝手な願望ですが、
今後、為替介入によって、あと「1ドル15円分」の下落操作を、やって欲しいです。
前回の介入が5兆円分ってことなので、あと15兆円分やって欲しいということです。
で、それを打ち終わったら、投機筋に対してはノーガードで。
粛々と、為替介入を手じまいし、日本の金利を良いタイミングで適正な程度上げていけばいい、という策です。
「投機筋がアタックしかけてきたらどうすんの?」と不安に思う人もいるかもしれませんが、
「いいよ、打ってこいよ、やれるもんならやったらいいじゃん」という態度で、問題ないです。
バランス崩したアタックをする投機筋は、必ず損をしますので、「彼らは損を選ばないだろう」というある種の「信用」によって、
「やれるもんならやってみろよ、損するのお前達だぞ」という態度が取れるのです。
リスクが全く無いわけではないですが、この程度のリスクは無視できます。そよ風みたいなものです。
ということで、「あと15円分の為替介入によって」「1ドル150円に着地する」
という線で、「神田さんお願いします」とは言いませんが、
「そうなったいいなぁ」という独り言を言うことにします。
そうなったらいいなぁ。
おわり