政治家さんの作法

ヤフーニュースで、自民党の二階さんが、半ギレ状態ながらも、次回の衆院選挙不出馬を発表したという記事を読みました。

 

今回の裏金事件は、ちょっと焦点がズレていて、

 

そもそも、金の使い方をオープンにする「民主主義政治」って、欧米とかではけっこう徹底されているかもしれませんが、

 

日本って、「民主主義政治」の国じゃないですよね。

 

日本はまだその段階に至っていない。あるいは、別種の政治体制を敷いている、と言えます。

 

日本は、かな~り、社会主義的な政治体制ですよね。

 

基本的には、「お上には逆らわない」、上と下が相互依存して、フランスとかが好きな「革命」は誰も望んでいない。

 

かつては、共産主義勢力が日本でもテロ事件とか起こしたそうですけど、大多数の参加者にとってはただの「うっぷん晴らしのお祭り」であって、

 

一時の高揚であるお祭りが終わったら、「しらけて解散」になってしまいました。

 

で、日本は製造業ががんばって、先進国になった。

 

平和な感じで、血を見る機会はほとんどありませんでした。

 

その中で、田中角栄さんが「金(カネ)」を上手く使って、日本全体の「欲望エネルギー」を治めたという成功体験から、

 

「票はカネで買えばいいよね」となったという経緯だと思うので、

 

結論から言うと、「政治のカネの流れをフルオープンにする制度は」「日本にはまだまだミスマッチ」である、と言えると思います。

 

だから、今回の事件を受けても、「あぁ、おおっぴらにできないカネの流れは当然あるだろうな」と私は思い、「自民党政権の維持路線が、もっとも安定するな」と思っています。

 

で、「票はカネで買えば良いよね」っていうのは、それ自体は良いと思うんですけど、

 

第二のそもそもとして「国民は敵だよね」という敵味方の構造があります。

 

国民は敵だから、「統一教会のような反社会的組織とも手を組める」

 

利害関係からして、マッチしている、という判断もありうるという絵面です。

 

なんか、一見、二階さん他、自民党のやり方は、「すんなりハマっている、正しいやり方」のように見えますが、

 

問題は、「すんなり行く道を選びすぎている」という点ですね。

 

そんなに、特定のプレーヤーにとって、上手いこと事が運ぶと、思いますか?

 

私たちが住んでるのは、みんなよく知ってる「地球環境」ですよ。

 

そこを失念しているのではないでしょうか。

 

お上が偉いからと言って、そのお上にとって都合の良いように整備しすぎてしまった。

 

甘やかしすぎてしまった。

 

その結果、イケイケになりすぎて、「バランスが著しく崩れた」というのが精度の高い解釈です。

 

安部さんは、イケイケだったのに、なぜ殺されたと思うでしょうか?

 

理由は、「イケイケになりすぎた」からです。

 

だから、「調子に乗りすぎないように、自制心を持たなきゃ」・・・じゃないんですよ。

 

すべての意志決定・行動が、全体のバランスを著しく崩すものであってはならないように、制御(コントロール)しなきゃいけないのです。

 

私も、前回の日記で、「何遊んでんだ」という突っ込みを頂きましたが、

 

私自身は、バランスを考慮して、「何ら問題は無い」と判断して、「バック・シリーズ投影走法」とかわけのわからんことを書いていたのです。

 

その判断の精度が高いかどうかの問題はありますが、

 

とりあえず、バランス取りにおいては、潮の満ち引きと同じく、「押し引き」の世界ですので、

 

「永遠にイケイケ」とか「ずっと同じ事繰り返す」とか、

 

宇宙の果てまで飛んでいってしまうようなバランスブレイカーに対しては、何らかのストップがかかるように、なっているというのが地球という「虫かご」です。

 

「だってそれで日本は一時期上手くいってたじゃないか」「許されてたじゃないか」とおっしゃる方もおられると思いますが、

 

実は「上手くいってもないし」「どうにもならないから放置されていた」というのが、実状らしいですよ。

 

まぁ、国が豊かになったら、「自分たちは正しいんだ」「そのお墨付きを得たんだ」と解釈する人も多いと思いますが、

 

すべては良いも悪いもない、情報の分布ですから、

 

極端な方向に突き進まれると、楽しい本人以外、誰の得にもならないのです。

 

でも、自分が楽しいことは大事ですから(自分は大丈夫でなければならない)、

 

「自分が大丈夫」かつ「全体のバランスを調整する(最低、バランスブレイカーにはならない)」

 

ことが重要になってきます。

 

これを二階さんが読んでるか知りませんが、ここまでを踏まえて、怒りは多少収まってきたでしょうか?

 

ちなみに、これらの情報は、確定情報じゃないですよ。

 

私の一種の思い込みです。

 

不確実な、精度が低いかも知れない思い込み情報を、日記に書くことを、ひとつの行動としてやっているのが私です。

 

なのでどう解釈されても結構なのですが、

 

「わかる人にはわかる」という効果が得られれば個人的には満足します。

 

あとちなみに、もうひとつ重要なことは

 

「すべての行動、そのものに、意味が生まれる」ということです。

 

普通の人は、

 

「行動」して→それでどうなるかの「結果」の方が一番関心があるかと思いますが、

 

その「行動」そのものにも、意味が生まれるんです。

 

詐欺(行動)をして→カネを得た(結果)ら、

 

「やったね!」となる人もいるかと思いますが、その詐欺行為そのものも、情報世界においては何らかの波風を立てますから、

 

行動自体の精度も常に求められているというのがゲームルールです。

 

自分の欲が満たせる行動は、おそらく誰もが正当化している、あるいは「正当であってほしい」と望んでいるかと思いますが、

 

望もうと望まなかろうと、「あらゆる」「行動」が波風を立てるという意味で、評価対象になりますので、

 

そういう「願望」とか取り除いた、客観的データ視点で、自分の行動をふりかえって、自分で評価してみると、いいことあるかもしれません。

 

二階さんは、議員をやめても、大丈夫であるように生きれたらいいなぁと思っています。いままでお疲れ様でした。

 

おわり。