個人的に、日記書いて、他者目線で読み返して、穴さがしによるブラッシュアップとかしてるんですが、これはやってて楽しいので趣味みたいなものです。
なので以下は、気軽に書きます。
情報の扱い方のひとつの方向性について考えてみます。
この前の日記で言及した「利害関係」を例に取ります。より生活に近い話題ですね。
自分が「敵or味方」の関係を、「誰々と」構築して、その陣形を固めて、「利益(お金であったり幸福感だったり)獲得していこう!」という趣旨が基本としてあると思います。
その際、「敵の、敵は、味方」という考え方があります。
まず、「とある、いやぁな敵」がいたとします。
それを見た人は、「この敵と対峙するのやだな」と思います。「逃避」ですね。
でも、相手は「いやぁな強さ」を持ってますから、逃げられない、事実として。
そしたら「オッケー、じゃあそいつの味方になろう」と考えます。
「強い者には巻かれろ」それが王道の処世術かもしれません。
「そのいやぁな相手の味方になるにはどうすればいいだろうか?」と考えます。
あっそうだ「敵の敵は味方だから」「いやぁな相手が敵視してる連中と敵対すればいいんだ」
「そうすれば、いやぁな相手と、味方だと思ってもらえる」
なるほど、理論上はそうですね。
実際、世界における戦争とか、昔の内戦してた中国とか、今の中国はどうかわかりませんが、
そうやって、「攻撃パワーの流れに沿って、安全なポジションを見極めることで、生き残ることができる。上手くいけば繁栄もできる。これっきゃない!」
ですよね。
この判断の、穴を指摘してみようと思います。
ちなみに、こういう判断を「やるな、捨てろ」と言ってるわけじゃないですよ。
穴のある判断でも、それが好きなら使えば良いし、洗練させれば上手くできるかもしれないからです。
「敵の敵は味方」の穴とは、この2種類の「敵」を、「同質のもの」と認識している点にあります。
言うなれば、「1+1=2」に出てくる「1」と「1」は同じもの、とか。
「対象の背景を無視する」ということをやっている。
実際には「敵A」と「敵B」で、
「まったく違うもの」
「人目線で、同じように『見なすことが可能である』という在り方」
です。
これが事実に近いものの見方です。
でも、数学とか、発達しているし、科学技術に欠かせないマスターピースになっていますね。
それは、数学は「事実誤認をするという目的ではないからです」。
その「事実誤認ベースで」「行間にあるロジックを」「美しく表現しよう」という趣旨だろうと思います。
なので、数学者に穴は無く、数学そのもののベースに穴があるということです。
数学者のみなさんは、思う存分、楽しんで色々やって頂いて感謝しています。
数学を用いると、宇宙ロケットを正確に制御して飛ばすことができたりします。すごいですね。
つまり、「計算対象がどのようであるかは実態はともかく(背景を無視して)」「人間が同じだと思ったら同じなんだよ」という前提条件でもって、
「あらゆる性質の人に共通する普遍的な見え方を、より上手くデザインしていく(物質を組み替えていくことによって)」
というのが、「科学技術の進歩によってみんな前よりハッピー現象」の構造です。
つまり、生物学的な人間主観本位の、スタイルということですね。
なぜこれに穴があるかというと、もうおわかりかと思いますが、
人間主観からの視点は、それこそ無数にあり得る視点のひとつにすぎないということです。
例えば、アシカが、宇宙ロケットの発射成功を見て、「アウッアウッ」と手を叩くかもしれませんが、
おそらく、例えば「すでにもうお亡くなって天に召された、あなたのひいじいちゃん」は、そういう見方をしないでしょう。これはおそらくですが。
なので、私のような「情報世界」「世界は情報の組み合わせである」と認識している人間の意見では、
「特定の任意の視点に依拠せずに」
「事実をありのままに見られた方がいいな」
→敵Aと敵Bはそれぞれ、(同じように見なすことも可能だしやってもいいけど)まったく別物、それぞれ個別に見て知りたいな
というものになります。
穴を指摘することを、一般的に、批判といいますが、
「自分の信仰に穴がある」とわかったら、誰でも嫌ですよね。私も嫌かもしれません。
でも、逆に考えてみると、
「穴があるのにそれを認識できない」「穴を長期間にわたり放置する」
私は、そのリスクにビビリまくって、おしっこちびっているので、
こういう穴探し、そして穴を特定して、改善して、ブラッシュアップする、
という習慣を採用しています。まぁ自分の興味のある分野でしかそれはしないんですけどね。
この情報提供は、ひとつのヒントになりうるな、公共の利益にかなうだろうな、と思って書きました。
活かすも殺すも捨てるも、ご自由にしてください。
私は今書いた文章を見て、穴をさがす趣味を楽しんでいるだけです。