前の日記の結論から、派生して次のテーマについて考えてみます。
前回の結論の趣旨は・・・
「自分が『まさに今』、大丈夫なのかどうか?」を「自己診断」して
→もしめっちゃやばいなら、怒るのは自然なことでOK。
→もし大丈夫なら、キレたり、怯えたり、「心理的な危険信号を発する必要は無い」
→つまり、無駄にパニックになる必要性がない、今のままで大丈夫、心配ない
ということでした。
危険信号が出たら、周りが協力して、その「怒り」ではなく「危険そのもの」のやばさ把握して、安定させなければいけません。
119番を押して急病人の患者の様子を報告したら、救急車がくるのと同じ事です。
周りは、そういう、動きをせざるを得ないので、
できるだけ、「無駄な危険信号」「空振り」は、しない方がいいです。
対応すべき脅威は、「そこ」だけではないからです。リソースが有限だからってのもあります。
これに関連して書くと、「緊急地震速報」とか、
けっこう空振りがありますよね。もちろん、直近の能登地震ではとても重要な機能を発揮したようです。
テレビでは、専門家の方は、「大地震発生という事態がクリティカルなので、現行のように空振りがあってもいい、『空振り』の逆である『地震検知漏れ』を完全に防ぐ事の方が遙かに重要です」
みたいなことを言っていて、まぁ、なんかもっともらしい感じなんですが。
私としては、「警報の空振りはするべきではない」と思っていますね。
脅威がクリティカルだろうが、想定内の小規模なものだろうが、
「警報を出すならちゃんと出す、出さないなら(放置でいいなら)出さない」
要は、「空振り」も「検知漏れ」も、両方防ぐようにやろうよということです。
おそらく、検知センサーの「感度」の上げ下げで、警報のがっちり度を調整していると思うので、
「現行の感度水準の設定でなければ」「検知漏れが起こりうる」
という技術限界から、先ほどの専門家の方の言うような説明になっているのでしょう。
あとは、政治的な理由「大地震の検知漏れがあったことに対する大きな政権批判を防ぐため」があるでしょう。
まぁそういう事情で、結論としては私は「現行でもOKだと思います」が、
血液型A型人間なので、
「ぬるい地震検知のシステム」をほっとけない気持ちがあります。
それは最善じゃないだろと。
できないならできない、だけど、やればできるんじゃねぇの?という発想があります。
この辺の押し引きはバランス感覚次第だし、
結論は「できないからやらない」なんですけど、
私の希望を言えば、「技術者さんのその能力で、検知の精度を上げて頂ければ嬉しいです」ということですね。それだけです。
また話が脱線してしまったので戻しますが、
怒り・恐怖などの「心理的な警報」について、誰だって、過剰に怒ったり、過剰に不安になったりするのは嫌じゃないですか。
感情の起伏を人力で制御できないという事情はあると思いますが、それはちょっと横に置いといて、過剰なマイナス感情の高鳴りって、幸せ面でも、機能面でも、不要でしょう。
その過剰なマイナス感情の起伏を、できるだけ押さえ込む方法のひとつとして、
「自己診断」があります。
やり方は、
①マイナス感情が沸き起こってきた(警報が鳴っている)
②やばい!
③一瞬、無心になって、身体を止めて、3秒くらい静止する
④その間、心と身体の揺れ具合を感じ取ることに集中する
→揺れが段々落ち着いてきたら、ほぼ大丈夫かもしれない(警報空振り)
→揺れがいっこうに治まらないなら、やばいかもしれない(警報は正常動作した)
こんな感じです。
これは、私がやっている方法なので、唯一ではないですが、これで十分だと思っています。
これができない人っていうのは、おそらく
②の「やばい!」という判断ができていない可能性があります。
「本心はやばいと思ってるのに」「いや、やばくないはずだ(自分は安全であってほしい)」という有意識からのインタラプト(妨害)が入っているケースがあります。
一般的には「正常性バイアス」とか、たぶんそういうものと同じ構造です。
このシナリオで、最悪ケースを書きましょうか。
①「警報出て、やばいかもしれないのに、やばくないと思い込む」
②「やばくないと思い込んでるのに、実際にはやばいからもっとパニックになる」
これって、全然、警報が機能していないんです。
でも、これって、日常的に起こってることだと思います。
「社会では日常的に、システム動作不良が起こっている」と解釈することもできます。
「これでいいんだよ」「どうせ大きな流れに飲まれて漂うんだから」
と思っている人がもしいれば、それがわかってるなら、OKだと思います。
一方、「動作不良は嫌だな」と思う人に対してはこう言います。
「マイナス感情が沸き起こるのは、とても不快で苦しいことですが、これは警報という立派な機能を有しています。その嫌な警報の、機能面を信じて・活かして、先ほど書いた『自己診断』を試しにやってみてください」
こんな感じですね。
まぁこんな情報書いても、あんまりしょうもないかもしれませんが、
1万人中、100人くらいには喜んでくれるんじゃないかな、と思います。
もしそうであったら嬉しいです。
では歯医者さんの定期検診に行ってきます。