ドラマ「MIU404」が面白い

2020年放送のTBSドラマ「MIU404」をDMMTVで見ています。

 

私はこのドラマを知らなかったのですが、第一話を見て、「うわっ面白い!」と感動しました。

 

星野源さんと綾野剛さんのW主演で、警視庁機動捜査隊の凸凹刑事コンビの奮闘を描いた作品です。

 

おじさんである私にとって、刑事ドラマと言えば「踊る大捜査線」ですが、これと毛並みは全く違いますが、面白さで言えば、「踊る」に匹敵するくらいのインパクトがありました。

 

令和版・刑事ドラマの金字塔だと、勝手に思っています。

 

星野源さんは、歌手としてとても有名ですが、NHKのコント番組「LIFE」でも良く出演されていた希有な才能の役者さんでもあります。

 

最初、一話を見始めたときは、源さんの「発声」があんまりクリアーではなく、「役者さんがTVアナウンサーの役を演じているとき」と似たような違和感を感じたのですが、

 

見ているうちに、その違和感を感じなくなり、役にシックリくる演技で、すごいなぁと思いました。

 

綾野剛さんも、とても上手い役者さんだと感じました。MIU404での役は、ちょっとおちゃらけた面もある難しいキャラクターだと思いますが、あまり「演じている」感を出さないで、ナチュラルに見えるし、細かい表情・口調など見事に表現されていて、すごい方だなと印象を受けました。

 

一方、源さんは、役者さんとしての技術は不器用さが見えるのですが、主役に相応しい存在感は抜群にあるし、なにより、細かい技というよりも、「体幹で演じている」ようなところが、役者としてではなく一人の人間としてのソウルを感じて、そういう演じ方も良いなぁと思いました。

 

あと、本作は、カーアクションというか、カーチェイスの演出がすごく凝っていて、迫力と臨場感のある素晴らしい演出だと思いました。

 

脚本ストーリーも、「この後どうなるんだろう?」と気になる展開で、終わりには伏線がすべて丸っと回収されていて、満足感がいっぱいです。

 

主演の2人の他に、あと2人の男性刑事役と、上司の女刑事の方がいて、主要な登場人物は全員で5人しかいないのですが、

 

それぞれ登場人物が、きっちり機能しているというか、シュッとはまっている、無駄の無いキャスト構成で、

 

よく音楽バンドとかで「3ピースバンドでこの重厚なサウンドが出せるのはすごい」という感想があるのと同じように、「たった5人の登場人物で、ここまで厚みのある世界観を表現できるんだなぁ」と感動しました。

 

私はこのドラマを、今日まで知らなかったのですが、こんなに面白いのに、何で知らなかったのだろうと不思議に思いました。

 

テーマソングは米津玄師さんの「感電」で、こちらもYoutubeで聴きまくっていた曲なので、懐かしさを覚えました。

 

ネットでこのドラマのネット上の評価とか観ると、「第一話以上に第二話が面白い」と書いている人がいて、今から第二話が楽しみです。私は第一話でかなり満足しました。

 

こういう作品を作っているすべての関係者の人、そしてこの作品の制作をGOしてくれた偉い人にイイネ!を押します。

 

もし観たことが無い人がいたら、私はオススメしたいと思います。

 

毎日一話ずつくらい、観る楽しみができて嬉しいです。