A diary 9/3

私にとって嬉しい消費の形を考えてみました。

 

私の考えでいうと、経済の因果関係の起点は「需要」ですが、経済政策の力点は「雇用・供給」にあると思っています。

 

なので、

 

・業種毎に供給量が一定に決まっている

 

という条件が付されます。固定の供給量に従う形で、経済活動がおこなわれます。

 

つまり、「好景気イケイケどんどん」のシナリオを棄却して、「安定を重視する」志向です。

 

なぜこれが好きかというと、私は生活費を稼ぐためにあまり労力を費やしたくないからです。怠け者ですね。

 

人口に比例して、供給量が一定に決まっている、そして雇用数・雇用条件も決まっている、ということで、この環境下での消費スタイルとしては「店にある商品の中で、あまり選択の自由なく買う」という感じになります。

 

インスタントラーメンなら、この20種類から選んで買うしか無い、みたいな支給品のような位置づけになります。

 

20種類のうち、10種類はロングセラー商品として固定しつつ、残りの10種類に関しては、例えば毎月、新商品を開発する、みたいな流動的な面ももたせます。

 

その新商品に関しては、ITを駆使して、全国の一般のインスタントラーメンユーザーの希望の声を反映して、魅力的な商品をオーダーメイド式に開発するといいです。

 

これだと飽きがこないし、自分の希望の商品が開発される喜びもあると思います。

 

一方、メーカー側としては、供給量が一定ですから、売り上げもほぼ一定になります。

 

それに従い、給料も一定になります。役職毎の昇給はありますが、同じ役職ならば一生懸命働いても、働かなくても、給料は一定額得られます。

 

この辺は、共産主義みたいで、「みんな働くモチベーションなくすんじゃない?」と思うかもしれませんが、縛りは「総給料の金額が一定」の条件だけなので、その枠の中で、仕事の成果に応じた歩合を導入することもできますし、工夫次第でどうにでもなると思います。

 

高い役職に付く社員は、当然、「お客さんへの奉仕として、魅力ある商品作りのために努力ができる人」です。

 

「給料だけ欲しい、社会貢献なんてどうでもいい」という人は、残念ながらヒラ社員として、マニュアルに落とし込める作業をしてノルマを達成してもらうだけになります。

 

会社の中の役割も流動化して、例えば小さい子供の子育てがあるから、ライフワークバランスをライフ寄りに調整したい社員は、一旦ヒラ社員になって、仕事量を抑えたりできるようにすればいいと思います。

 

仕事をがんばれる、がんばりたい人は、高い役職を目指せば良いし、「別に給料が低くても生きていければいいや」というやる気の無い人は、相応の低い立場で、負荷の低い仕事に従事してもらえばいいです。もしやる気が出たら、上を目指せばいいし。

 

この共産主義?というか、「供給主義」的な、コペルニクス的転回で、人にとって都合の良い形を目指せば、景気の浮き沈みに一喜一憂するどうでもいいお祭りは終わりにすることができるでしょう。

 

私が即席ラーメンメーカーにリクエストした「豚骨醤油ラーメン」をキラキラした目で棚から手に取って買い、家でそれを食べつつ、自分が本当にやりたいことをする、そういう人生の形がいいなぁと思います。