娯楽性日記 8/7その②

最近、ヤフーニュースのラインナップが落ち着いていて、「おやっ」と思うようなユニークな記事があまり見つけられないです。

 

たまたまそうなのか、運営方針がそのように変わったのかわかりませんが。

 

今回の日記はこの記事から。

 

「山口真由氏 マイナカード問題、政府方針に『この政権は極めて大衆迎合的というかブレ過ぎている』」

 

山口さんの意見では、「マイナカードの普及はデジタル時代を迎えるために必要なもの。データの紐付けミス等は、あってはならないが、発生件数は全体の母数からすればわずかであるといった説明をきちんと行えば、スムーズにできたはず。批判を避けてブレるのではなく、腰を据えてプロセスを大事にしたほうが良いと思う」みたいな趣旨でした。

 

こういう現象は、私にも経験があって、これ前にも書いたんですが、

 

私が、自分でやろう、こうしたい、と思ってやってるなら、キチンとやるものなんですが、

 

例えば他人に言われて、別に自分はやりたくもないことを、仕方なくやるときは、適当になるし、利害対立者との間にめっちゃ角が立つんですよね。

 

普通、誰か他人に、自分の都合を通すときは、気を遣うものです。

 

Aさん(会社員)「低い給料で、300万円の新車をローンで買いたいけど、何も相談せずに買ったら嫁さんは怒るだろうな・・・あらかじめ納得してもらわないと無理だな・・・『毎月のお小遣いを自主的に減額するから』って言ったら説得できるかな?・・・いや、最近物価も上がってきてるから、やっぱり150万円の車にしとこう」

 

みたいな想定と交渉を練って、なんとか「自分の都合を通そうと」努力するものです。

 

一方、自分では特にやりたくないけど、他の人の都合で、そのオペレーションだけ委任されている場合は、状況が変わってきます。しかもそれが絶対に断れないのならなおさらです。

 

Aさん(会社員)「昨日、取引先の自動車メーカーの人を、接待したんだけど、その場の流れで、「自分持ちの車を、御社の新車に買い変えるつもりです」って約束しちゃったんだよね。だから、新車の300万円ローン組んできたから。」

 

とかゆうと、奥さんは「はぁっ!?」ってなるでしょうね。「ふざけんな!」と。

 

他律の都合でオペレーションだけやる、となると、その都合に「正当性があるかの検討」とか、「どのように根回しするか」という努力や工夫がすっぽり抜け落ちがちになります。

 

政府「だってこれは絶対通さなきゃいけないんだから、当然、君(国民)も飲めよ」

 

みたいなテンションだから、もしマイナンバーカードで批判が起こったとしても

 

政府は「わがままな奴らがうるさいノイズを出してるなぁ」くらいにしか思ってないんじゃ無いでしょうか。

 

ここまで書いたことで、結論を出すと、「政府は誰かのいいなりになる場合でも、自分事のように扱った方がいいでしょう」となります。

 

ただ、この結論は、「あくまで政府が国の生産性を上げよう」という体勢が整っている場合のみ意味を持ちます。

 

つまり、「日本国が、少子化もあることだし、ある程度広げた風呂敷を畳にかかっている」フェーズであるならば、「グダグダ進行」もアリになってきます。

 

そもそも「行政デジタル化で、建設的なことをしよう」という気がハナからなければ、そりゃグダグダにもなります。

 

なので、政府のやり方の評価というのは、私には、状況が見えないので判断できず、結論も出せません。

 

私の今のセオリーでいくと、「過去のことは、すべて、それで良かった」ということで、「さて、今はどうしようか」というスタイルです。

 

過去にグダグダだったとしても、それはよかったのです。今はその限りではありませんが。