娯楽性日記 8/5その③

日記のデザインを変えてみました。シンプルで、文字サイズも少し小さくなり、前より若干読みやすいです。

 

私は、文章が長くなりがちなので、ほとんどデザインの選択肢がなかった(表示枠が狭いデザインは合わないので)です。

 

自分で自分の日記を読み返したりもするので、とにかく「読みやすい」今のデザインを気に入っています。

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今回のテーマは、「三橋貴明さんのメルマガを褒めてみよう」です。

 

日記上で2回くらいMMTをディスり、三橋さんマインドを批評したり、悪いことばっかりしているので、たまには良いところを見つけてみようと思ったのです。

 

そうです、これは娯楽性日記です。

 

扱うメルマガは「完全なる先進国」。

 

内容のポイントは以下の通り。

・先進国の一般的な定義は、「工業力や科学技術力で他国に秀で、生活・健康・衛生・教育・インフラetc・・・の水準が高く、各種安全保障が維持され、政治が自由で安定している国」

・先進国の定義と照らすと、完全なる先進国は存在しないが、日本は先進国と呼ばれるにふさわしいと評価できた。

・日本は、一次産業(農業、林業)の保護育成を怠り、水道インフラも予算減と人口減で崩れつつあり、発展途上国化しつつあるような在り様である。

・日本は完全なる先進国に近い位置にいるのだから、諦めず現行の方針を転換しよう。

 

こんな感じですね。褒めてみると・・・

 

まず、日本はとても恵まれている(先進国としての条件をかなり満たしている)国であることが知れてよかったです。自分たちは間違っていなかったんだ、と自信が湧いてきます。

 

そして、発展途上国化しつつあるんだ、という危機意識を持つことができるような内容になっていて、新たな視点が得られて良かったです。

 

「先進国のままでいるためには、何が必要か?」という問いは、私はすぐには答えられません。

 

それに対して、三橋さんは、「一次産業の活性化による食糧自給率アップ」や「緊縮財政を止めて、水道インフラの維持に予算を振る」という具体的な改善案を提示してくれています。これはとても参考になり、有り難いです。

 

良いところは、こんな感じでしょうか。

 

ここで終わってもいいのですが、ちょっと感想を付け加えると、やっぱり、この方の「理論の構造」が、私には合わないなぁと思いました。

 

合わないから、誤りである、というわけではないですが、純粋に肌に合わない。

 

<理論の構造>

①先進国の定義は○○である。

②日本は先進国に近い位置にいる。

③先進国のままでいるためには、○○するのがダメで、改めて○○すべき。

 

私だったら「日本が、先進国のままでいなきゃいけない根拠」を示しますね。

 

なぜなら、なんで特定の時代、特定の場所の人間が勝手に定義した「先進国」を、目指さなきゃならんの?という意味の「動機」がないからです。

 

なんで日本は「(概念上の)先進国」と一致しなきゃダメなの?後進国でも、他国よりも劣ってようと、日本国民が幸せならそれでもいいっていう考えがあるんじゃないの?

 

という意見も、当然あり得ますよね。

 

それに対して、何らカバーせずに、「先進国を目指すのが当たり前、それを目指さないことは愚かなことだ、だから○○すべきだ」みたいな構造ですよね。

 

ここまで書いて、わかったんですが、三橋さんは「すべての人」を相手にしてないですね。ある程度対象範囲を狭くして、「基本線で共感できない人は一緒に来なくてもいいです」スタンスですね。

 

私はすべての人に対応できる理論が優れていると思っています。自分はそれがちゃんとできているとは言い切れませんが、できるだけいろんな考えの人に「意見を伝える」ことを重視しています。

 

それがわかったから、よかったです。これからは三橋さんのメルマガを見るときは、「そういうスタイルなのね」と思って読もうと思います。

 

それならメルマガの違和感を許すことができそうです。