ロシアの扱い

ロシアは、というかプーチンは、幻想の中で生きていて、「〇〇すれば上手くいく」という、「手段」に対して謎の期待を持って行動してるという感じでしょう。

 

現実世界では、必ず上手くいく手段なんて存在しません。外部環境があり、内部環境があり、それによって適した手段は決定されます。ある決まった手段を用いて「どんな時代でも上手くいく」「周りがどんな国でも上手くいく」「自分がどのような性質を持っていても上手くいく」それらはすべて幻想です。

 

そんで、「色んな種類の破壊行為」が上手くいく手段だ、という謎の判断があって、それを選択しているんでしょう。破壊のやり方や、破壊対象の人物などの基準にはこだわりがあるかもしれませんが、それがどんな内容なのかは謎ですね。

 

とりあえず、ウクライナ戦争に批判的な実業家は何人か殺しているようですね。以前から、政権批判するジャーナリストや、活動家はよく殺されていました。

 

ここから、プーチン基準では、政権批判する者が、破壊対象になる条件を満たしているということがわかります。

 

反体制勢力が大きくなったら困る、というのは後付けの理屈で、本当のところは、批判されているポイントがけっこうクリティカルだということでしょう。

 

プーチン「ダーティな手段が、悪い事だということは『私も知っている』。しかし、それを認めるとロシア自体が成立しなくなる。だからその悪いことは正しいことなのだ」

 

ダーティな手段で、成功した事例を見たんでしょうね。ロシア帝国の頃でしょうか。それを見て、「それ、ぼくもやる!」「だって同じことをすれば、ぼくも成功するはずだよね!」みたいな、EASYモードのゲームプレイヤーが、コロコロと人を殺しているというので、「身に染みるくらいの正しい理解」を強制するしかないですね。

 

これが成功したら、もう二度とプーチンと似たような人間は現れないでしょう。こういう風に、モグラたたき式で潰していく作業ってしょうもないなと思います。採算的には赤字でしょうから。