外需と内需

経済についてはよく知らないけど国の経済的フォーム(姿勢)について考えてみました。

 

姿勢はとっても大事です。なんでだろう?と思いました。(前の日記でもなんか書いた気がするけど憶えていない)理由は2つくらいでしょうか。

 

ひとつは「再現性」があるということ。上手くいけばホームランも量産が可能になります。安定的に勝つには、勝ちパターンにハマる必要があり、そのパターンに自分をはめ込むためにフォームが重要になります。

 

ふたつめは「フォームを変更して色んな状況に対応できる」こと。フォームを作る過程においては、自分がいる世界の見切りが必要になる。よって「フォームができている⇔状況が見えている」逆に「フォームができていない⇔状況が見えていない」という、何関係っていうんだこれ?相関関係だろうか、があると言える。そんで、この場において、環境変化に応じてフォームを変更する、というアクションがとれます。一言で言えば柔軟性がある。

 

ここまでを踏まえて、国が取るべき経済的姿勢について考えてみました。

 

生産を国内産業と輸出産業に分けて見ると、両者の規模におけるベストマッチというのはおそらく存在していて、その内容(質)についても最善の選択肢というのも存在しているでしょう。これは数学的に解が出るタイプの問題だからです。

 

輸出産業の規模は、その国の輸入の規模に依って決定され、輸入の規模は国内産業の規模に依って決定されそうです。

 

①国内で安全保障等の観点でこれは作らんといかん、という品目と量を決定する

②自給できない品目については輸入する想定でその総額規模を算定する

③輸入するためにどのくらいの外貨準備金が必要か計算し、輸出産業規模を決定する

 

こんな感じでグッドバランスを目指していけばいいんじゃないでしょうか。でも、日本も一応資本主義っぽい感じでやっていて、市場のことは原則的におまかせ状態?なんでしょうか。

 

それともある程度、社会主義国家的にコントロールしている状態なのでしょうか。わかりませんが、国として最適な経済姿勢を取る、というのは絶対やった方がいいと思います。

 

ニュースで半導体不足、とか目にしますが、あとレアメタルとかも輸入依存ですよね。それを輸入でまかなうには、やっぱり外貨を獲得しなきゃ無理なわけで、トヨタとか、ソニーとか、一部上場企業だけじゃなくて輸出産業をがんばってる企業は他にもたくさんあると思いますが、イメージ通りに稼ぐのも大変そうですね。

 

輸出企業に対しては、かなり太い資金流入を維持する必要がありそうです。研究開発費とか、細らせると負のスパイラルに入りますから。

 

となると、最前線の輸出企業に対しては、常にハイパフォーマンス(売上げ)を求めるのではなく、充電期間も許容する必要がある。

 

その充電時期には、国内自給生産をいったん拡大し、輸入を抑えることで、外貨獲得ノルマを低く抑える、といったフォームが妥当のような気がします。

 

①国内自給生産力のポテンシャルを上げて

②それの力をセーブした状態(7、8割くらい)で通常運行

③輸入にもある程度頼って、

④エースの輸出産業企業の力を蓄える&稼いでもらう

 

こんなフォームでいけば、例えば少子化で、国内需要が少なくなってきたよ~というシーンでも、「国内自給」と「輸入」の調整弁を操作することで、状況にジャストフィットした対応が随時できると思います。

 

これは私の妄想ですが、「すでにそうやってるよ」とか「もっとフォームを作り込んでるよ」というのが現実だと嬉しいなと思います。