私はいつもとりあえず選挙には行こうと決めていて、投票をしてきました。
せっかくお膳立てされている選挙権をわざわざ放棄しようとは思いません。
しかし、投票会場に行っても、立候補者のことがよくわからない、ということはよくあります。なのでいつも政党を決めてから、その政党の候補に票を投じています。
あとは立候補者の経歴とか見て、「この人が国会議員になったら、こういう動きをするだろうな~」と想像したりして決めています。
政治家が誰になっても同じ、と思うのは、ちょっと早合点ですね。自分が投票した人自身がスーパープレイをして政治が良くなる、というケースは確かに少ないかもしれませんが、国会議員グループに混ざっていくので、その間接的な影響は考慮に値すると思います。
大河の一滴であっても、その影響は軽んじることはできません。
象さんがアリさんをバカにできる状況とは、「力比べ」みたいな特殊なゲーム下においてのみであって、確かに人間の目から見る世界はそういう単純なルールがあると見えることが多いですが、現実世界では、細かい、小さいものを無視することは片手落ちの状態になります。
私が選んだ立候補者も、ミクロな視点でいうと、どんな潜在能力があるか未知数です。
それは誰にも観測できないので、それを考慮して投票するというのも無理があるんですが、無理でもやらなきゃ未来がない(未来人はみんなそれができるから)ので、やるしかないですね。
もちろんミクロだけでも片手落ちなので、どれだけ俯瞰できる人かとか、そういう要素も重要です。
間接民主主義は、「数の力比べ」みたいなところがあるので「盲目な直進人間」がある程度の割合で国会議員の中に混ざってくるのは許容しましょう。
しかし、大臣とか、首相とか、要職に就く人間は、ミクロもマクロも把握している(=立ってるステージが広い)ことが必要になってきます。
内閣総理大臣は衆議院議員から選ばれるので今回は参議院なのでケースが違いますが、
私はこの人は大臣できるかな?という視点でも決めています。「大臣として良い働きできるかな?」以前の問題として、そのステージに耐えうる人かどうか、を見ています。
このやり方で大体投票する人は絞り込まれてきますね。