数学の発展

京都大学望月新一教授という方が、数学の超難問「ABC予想」を解いたとのニュースを見て、すごいなぁと思いました。

 

ABC予想とは、「~の条件を満たす、自然数a、b、cの組み合わせ数は有限個しかない」という内容の予想みたいです。

 

よく理解できないですが、「有限個しかない」というガバガバな条件が答えになってることから、とてつもない広いスペースを用いたパズルなんだろうな、と思います。

 

で、この望月教授が証明に用いたオリジナルの理論が「宇宙際タイヒミュラー理論」というそうです。面白いのが、望月教授はこの理論を次のように表現されています。

 

「足し算やかけ算をする世界(宇宙)を縦横無尽につなげて(際)、数を操る」

 

ポエミィだし、数学理論を自然言語で表現する人はあまり見かけないので、何か興味をそそられますね。

 

理論の中身は、見てもわかりそうにないので見てないんですが、ロジックの1ピースが、足し算やかけ算になっている、という感じでしょうか。

 

アインシュタイン相対性理論も、人間が視覚で特に依存している「光」を軸に置いた発想で生まれたもの、つまり「人間主体の理論を展開したら物理現象が解けちゃった」という現象だと思いますが、

 

この理論も、人間の住む宇宙のロジックを軸に置いて、人間主体の理論形成をしているんじゃないか、と推測します。違ったらごめんなさい。

 

もう20年くらい前に、「数学の方法論はすでに出尽くしている」という情報を耳にしていたので、全く新しい方法が出てきた、というのは喜ばしいことですね。

 

望月教授は数学と、私たちが住む物質世界に繋がりを持たせようとしてくれているのかもしれない、そう勝手に都合よく解釈して、私も数学との繋がりを深めていこうと思いました。