経済に明るい人が「経済成長は必ずしなくてはいけない」というのをよく言うのですが、私は「そうかな?」と思ってしまいます。
別に成長しなくても、現状維持でもいいんじゃない?と思うのです。まぁ落ちたらよくないので、上にあがる潜在能力さえあればOKじゃないでしょうか。
例えば動物とか、虫とか、成長はめちゃスローですが、生き残ってる生物はいますし、長期的に見ても絶滅危機に瀕してない生物はたくさんあると思います。しかし、人間の場合は、経済成長しなければいけない、らしいです。どういうことでしょうか?アフリカの森林の奥地に今も住む原住民は、経済成長してるのでしょうか?
いま「経済成長とは」をググってみました。
「経済成長とは、実質国民総生産の増加」とのことです。経済成長するために必要なのは「生産能力向上」と「有効需要増大」です、と。で、「生産能力」を決定する要素は「労働力」「資本」「技術」とのことです。
この説明は、確かにそうだな~と思うんですが、経済成長をしなければいけない理由が不明です。
そこで「経済成長しなければいけない 理由」でググってみました。そこで研究者の人のコラムが出てきたので読むと「経済成長は現代の信仰」「政治的なメリットが大きいので経済成長するとお得」など書いてありました。
あぁ、やっぱり経済成長は絶対に必要なわけじゃないんだな、人間が好んで選んでるだけなんだな、とわかりました。
今は、経済成長の信徒が大量にいて、そのルートが袋小路のように見えている、ということが問題なんですね。それを分析しましょう。
先ほどを振り返って、経済成長の中身は「労働力」「資本」「技術」「有効需要」とのこと。労働力→ある 資本→ある 技術→ある 有効需要→ないかも
とゆうことで、原因は有効需要ですね。有効需要をググりました。
「有効需要とは商品への単なる欲望ではなく、貨幣支出に裏付けられた需要を指す」
なるほど、つまり、現状は「貨幣支出に裏付けられた需要」が、減少している、ということですね。
どうして有効需要が減少しているのか、分析しましょう。
①将来に期待がもてない、どんどん自分が進歩するイメージが持てない
②魅力的な商品がない、既存の商品に飽きている
こんな感じじゃないでしょうか。ふたつだけかい!?少ないですね。とにかく、これらを潰していけばいいんですよ。
①に対するアクション→みんなが目指したいと思うハッピーなイメージの創造、広報
②に対するアクション→潜在的な有効需要を見出す眼力を持つ人材の育成
答えがでましたね。パチパチパチ。あと補足なんですが、貨幣支出に裏付けられていない需要というものも、山というほどあるんですよね。
例えば私の場合だと、「欲しい情報」というものが宝石に見え、得られるとえらくハッピーになります。重要な情報は、金で買えない場合が多いですね。
こういう、現時点で金で買えない「商品X」に、企業が値段を付けて供給することができれば、私は買うかもしれません。「でも、お高いんでしょう?」となったら仕事をたくさんしてお金を稼いで買うかもしれません。それは経済成長を促す力となるのではないでしょうか。
つまり、
③「現在、貨幣支出を伴っていない需要を、有効需要に変えていく」
こういうアクションも、有効需要の増大に寄与すると思います。
もし①、②、③のアクションで、問題が解決しないのであれば、まだ私が知らない要素があるということです。それは知らないのでわかりません。