資本主義とか、共産主義とか、コアとなるポイントは
人々が「どこに信用・注目を置くか」ということだと思います。
資本主義であれば、「お金」と、「お金と交換可能なモノ・サービス」に、
信用が置かれています。
これは、「みんな資本主義的な考えをしているから」「お金が信用されている」というよりも、
むしろ「お金が信用されているから」「みんな資本主義的な考えをしている」というのが正確だと思います。
で、世界的に先進国が少子化になり、新興国が発展するに対比して環境問題や資源問題が浮上したりしている状況下においては、
「第一の信用」を置かれる先は、「お金ではない」のだと思います。
つまり、信用が集約されているコアが「お金」ではないのに関わらず、みんなが資本主義的な考えのままで行動しているから、
「資本主義はシステム疲労状態だ」という評価がなされるのだと思います。
では、現時点での「信用先」の「コア」は何かというと、
「人の生活の持続可能性」だと思います。
私目線では、「最悪、生活できなくなっても、仕方ない」と思っていますが、
「人として生活するのであれば」「何かを食べなきゃ行けないし、ずうっと部屋の隅で体育座りするのではなく、文化的な楽しいこともしなきゃ辛い」
と思っているので、あと、父親の介護など必要があれば義務としてやるし、
つまり、「人の生活の持続可能性」に、そこまで執着していないけど、
「実際に、腹減ったら→食べるの強制力・世界観が強いので」
「それをある程度重視する」
「そしてその世界観は、おそらく普遍的(暴力団員も生活を維持したいでしょう)で」
「信用先としては、最重要項目である」
と思うのです。
で、「人の生活の持続可能性」に、もっとも信用を置くとすれば、
もちろん、キャッシュフローは必要なんですが、それは「信用先」ではなく、「ただの現象」扱いとなり、
人や機械装置・AIなどによる「生産活動と、その成果物やサービス」そのものが、資本主義における「お金」の代替品になると思います。
なので、現時点での最も優れた経済システムとは、
「生産主義」になると思います。
で、問題は「生産」の営み及び、アウトプットは、定量的に測りにくくて、わかりにくい。
そこで、必要になってくるのは「生産」そのもの(生産装置と、成果物それぞれ)に対して、AIなどを用いて数値評価をすることです。
そんで、その「生産値」が高いことが、「豊かだってことだよ」という共有意識が広まればOKです。その下地は人々の間にすでにあるので、あとはゲームルールを整備するだけです。
これやれば、「生産主義」的な経済活動が回り出し、
上手くいくでしょう。
はい、アイディア出しました!これでどうでしょうか。
経済学者のみなさんの感想が聞きたいです。
って、タイトルの共産主義のこと何も書いてなかったので少し書くと、
「生産主義」においては、ある特定の企業に生産能力を集約するのではなくて、
例えば「ウーバー配達員」が「農業もする」みたいに、
「生産能力の分散・民主化」が図られるべきだと思っています。
生産能力が無い=貧しいと、市民は食っていけませんからね。
その観点において、いわゆる「共産主義的な」「平準化バランス取りシステム」が適しているだろうな、と思います。
学校の義務教育で、読み書き計算を教えるように、
すべての国民に、「生産能力を持たせる」という平準化です。
それをベースとして、高い生産能力を持つ「富裕層」が集まって、宇宙開発とか大規模かつ技術的に高度なことをやることになるでしょう。
おわり