アイディア-人間関係

今回はアイディア日記です。

 

とある偉人(誰だか忘れましたが)が、「人生の問題のほとんどは人間関係によるものだ」ということを言っていて、

 

なるほど、じゃあ人間関係についてのアイディアは役に立つな!と思って書いています。

 

人間関係を良くするには、「何か気の利いたアクション」をする手もあると思いますが、

 

私はアクションがひどく苦手なので、ここでも受動に回ります。

 

受動とは、解釈のやり方のひとつのメソッドを身につけるということです。

 

手順は3つです。

 

①相手のことを良く見て知る

相手のことがわからないと、「得体の知れない物に対する恐怖」みたいなものが沸き起こってきます。

 

その相手が、自分を害しているのであればなおさらです。

 

なので、嫌な相手でも、嫌な相手だからこそと言ってもいいですけど、相手の言動とか行動パターンをよ~く見てみて、「はーんそうか」と機械的に知ることが大事です。

 

②相手の嫌な所を全部列挙する

嫌な相手なので、当然、その人には自分が嫌だと思っているポイントがあると思います。

 

「すぐキレる」とか「マウントばっかり取ってくる」とか「体が臭い」とか「下ネタばっかりゆってくる」など・・・

 

それを、思いっきり全部残らず挙げていきましょう。

 

この際、注意することは「嫌な所」とは、相手の「行動」に見いだすのではなくて、相手の「内面」に見いだしてみてください。

 

「この人は、○○の傾向がある人なんだな、うん・・・嫌だな」

 

「罪を憎んで人を憎まず」という格言がありますが、ここでは敢えて「人を憎んで」ください。

 

なぜかというと、「行動」を憎んでも、それはただの「嫌なこと(トラウマ)の回想」にしかならないし、そもそも相手の行動は変えるべきではないと私は思っているからです。行動はやったらもう事後ですしね。

 

③「②」で挙げた嫌な所、「以外のすべて」が相手の良いところだと解釈する

ここでどんでん返しをします。

 

②で、嫌な所を挙げまくって、これで全部だ!となったころは相手への侮蔑の念でいっぱいになっているかもしれませんが、

 

逆に、②以外の面は、すべて及第点以上である、と「あなたは判断している」ということが断言できます。

 

例えば、

 

あの人、「すぐマウント取ってくるけど」

 

「仕事は真面目にやるんだよな」

 

「体もシュッとしてるし、日々の健康管理もちゃんとやってるんだよね」

 

というように、「悪い所」とその逆である「良い所」を同時に、網羅して見ると、

 

「悪い所」が、あんまり気にならなくなります。許せるようになる。

 

なぜかというと、相手には「良い所」もいっぱいあると自分が認識しているからです。

 

「悪い所」だけ見る、あるいは「良い所」だけ見る、のではなく、

 

「悪い所」と「良い所」を同時に見て、相手の全体像を見るということです。

 

これが私のアイディアです。

 

③が上手くいかない場合は、①の「相手を良く見て知る」が十分でない可能性が高いです。

 

繰り返しますが、「相手を良く見る」というのは、「相手の内面を深く洞察する」ではありません。

 

「言ってること」「行動したこと」それらを、単に機械的に見て、「はーん、そういう傾向ね」と記録するだけでいいのです。

 

相手を見て知る際に、こちらの主観を挟む必要はありません。

 

相手の行動パターンがよくわかってきて初めて、

 

②の「悪い所」列挙と、③の「悪い所以外は全部、良い所」抽出が十分にできるようになります。

 

しかし、相手の行動パターンを把握するって、そもそもけっこう親しくないと物理的・チャンス的に無理ですよね。

 

「だからこそ」

 

「行動パターンをよく知らない相手」に対して、「増悪」や「憧れ」の感情を持つのは、危ないのです。

 

まぁ「憧れ」なら、いいかもしれませんが、

 

例えば、「松本人志さんが性加害疑惑でタレントとしての釈明義務を放棄した」っていう点を見て、「嫌だな」と思ったとしても、

 

基本的に、松本人志さんが普段どういう言動を取っているのか、一般の人は知らないじゃないですか。

 

その「よく知らない相手」のことを、良いも悪いも、判断できるわけないんですよね。

 

なので、松本人志さんへの評価は「保留」になるのが自然です。わからない。

 

ただ、「釈明義務を放棄した」という行動は、明らかに否がありますよね。

 

だからこそ、その行動に対するバッシングは存在します。

 

行動に対するバッシングって、簡単にできるんですよ。

 

例えば「満員電車で、足踏まれた」とか

 

「痛いな!ふざけんなよ(足踏むのは悪いことだろう)」ってなりますよね。

 

で、その悪い行動と紐付いている「人物」への攻撃が始まります。

 

これがSNSの炎上の構造ですけど、

 

私の考えとしては、

 

「まぁ、行動にフォーカスすれば、個々人の主観に基づいて、善悪をジャッジできるでしょうけど」

 

「その相手のことを十分に知らないのであれば、その相手の内面に対して、悪い所も良い所も把握できるはずがないです」

 

「よって、その相手への評価は、保留になるのが自然です」

 

というものになります。

 

「自分でわかんないのに、軽率に判断すんなよ」ってことですね。

 

このアイディアが広まれば、

 

・炎上の機会が減って

・相手を良く見る、対峙することにより、相手への適切な配慮もできるようになる

 

みたいな良い効果があるでしょう。

 

まぁ、日記にこれ書いても、(誰が何人読んでるのかも知らないし)あんまり効果ないかもしれませんが、

 

自分としては「大事なこと書いてるな!」という自負があるため、書いています。

 

活かして頂けたら嬉しいです。

 

おわり