週刊新潮はサッカーの有力代表選手のゴシップを書いていて、なんか流行っているようですね。
人前に出る有名人の方は、その輝く舞台と背反して、一種の謀略というか、罠にさらされる機会が多いようで、大変なんだなと思いました。
両者とも、女性との性的な関係の有無で、週刊誌側と主張が食い違っているようで、
結局、裁判になっているようです。
編集者の箕輪さんという方が、「メディアが、個人を断罪できるほどの力を持ちすぎるのはおかしい」という主張をされていて、
うーん、なんか社会問題的になってきたぞと思いました。
私は一般人なのでこの辺の分野はよくわからないのですが、
「ゴシップ誌にあることないこと書かれた」ということが、一体、どれだけのダメージがあるのかな、と疑問があります。
そういう悪い噂を週刊誌が書いた、として、
実際にスポンサーは離れるんでしょうか。
仮に嘘の記事であっても、「悪いイメージがついた」という理由でスポンサーが手を引くということがあるのならば、なかなか難しい問題だなと思います。
なんかきな臭いな~と思うのは、
今回週刊誌にターゲットにされた、松本さんもサッカー選手の人も、裁判にいってるんですよね。
裁判って長いし、あんまりコスパ良くない気がするんですけど、
もし私だったら、初手は、裁判はしませんね。
だって、自分はシロなんだから。
週刊誌が、勝手にねつ造した、その嫌がらせを受けた、というだけのことです。
それなら、裁判はしないで、記者会見でもして、「週刊誌に書かれている当該女性とは、こういう接点がありました。その場において、性的な行為はありませんでした。週刊誌や女性がまったくの嘘を書いているということです。迷惑してます。」
と、表舞台ではっきり言えば、いいんじゃないでしょうかね。
悪い噂が表に出てきたなら、それに対する普通の対応としては、本人の口から真実を表に出すことだと思います。
その記者会見を見たみんなは、
「本人がそう言ってるし、信憑性がある。どうやら記事は嘘のようだ。」とか
「いや怪しい、週刊誌が本当のことを書いているかもしれない」とか
色々感想はあると思いますが、
とりあえず、シロなら「私はシロで、週刊誌がクロです」と、はっきり言ってくれた方がすっきりしますね。外野としては。
そしたら、
「あぁ、週刊誌が十分な取材をしないで、テキトーな事書いて、ターゲットを貶めようとしたんだな。やっぱりゴシップ誌はしょうもないことしてるなぁ」
という結論で、終わるんです。
もし本人達が潔白なら、「相変わらずゴシップ誌はしょうもないことしてるなぁ」で終わるはずです。
なので、これが社会問題化することは、私の感覚では、「ちょっとスケール広げすぎでは?」と思うんです。
ゴシップ誌がしょうもないのは、はるか昔からそうであるし、ゴシップ誌ってもともとそういうもんだよね、という認識があるからです。
でも実際は、悪評のターゲットにされた2人は、
「記者会見(釈明)ナシで」→「裁判」に行ってるんですよね。
これをぱっと見たら、「あぁ、本人達にも、後ろめたい部分があるんだなぁ」と私は思いますね。それは真実とは違うかもしれませんが。
例えば、「性的な行為はしたけれど、完全に同意だった」とか。
それなら後ろめたいかもしれませんが、
記者会見で、「既婚ですがセックスはしました。でも、同意は絶対にあったと確信しています。妻や子供たち家族には申し訳ないです」
とか言えば、それで終わる話でしょう。
「ゴシップ誌は人を貶めてしょうもないことしてるなぁ」
「家族を裏切って浮気するとかひどい男だなぁ」
で、終わりですよね。
それでも週刊誌側が、嘘の流布をやめないのであれば、
「嘘を書いた週刊誌が反省してないし、ちょっと程度がひどいので、裁判で損害賠償を求めます」
と、これも記者会見で宣言して、
それで初めて、裁判でファイト!となる流れが、自然かなと思います。
今のように、
「週刊誌の悪評のターゲットにされた本人が、表舞台で釈明しない」
「いきなり裁判にいく」
「個人攻撃の是非・メディアの在り方が問われる社会問題化する」
みたいな、なんか無駄にスケールの大きい話になっているのが、かなり不自然かなと思います。
そんなに大層な話じゃないでしょう。
「ゴシップ誌が、しょうもない噂を垂れ流した」
というだけの話です。
ゴシップが好きな人は、週刊誌を買って喜んで読んだり、雑談であれこれ邪推したりするし、
ゴシップ興味ない人は、ただ単に聞き流して、風評被害も起こさないでしょう。
結果としてスポンサーも離れない。
「変な噂立てられて、災難だったね」
で終わり。これでいいんじゃないでしょうか。
この私が思う自然な流れが否定されうるケースというのは、「本人がクロ(週刊誌が真実を書いていた)」の場合です。
実際にはどうなんでしょうね。
本人が、何も釈明しないから、よくわかりませんね。
こういう「すぐ裁判」の流れって、多分、周囲の偉い人とか弁護士とかが、そうするようにアドバイスとかしてるんでしょうね。
医者が受診を勧めるように、弁護士も裁判を勧める可能性は高いです。
表舞台の人は、表舞台で、本当のことを言えば済むと思うんですけどね。