毎日新聞で、最近タイで大麻が流行っているという記事を読みました。
2022年に大麻が解禁されてからは、比較的治安の良い街でも、コーヒーショップや屋台などで、かなりの数の店舗で大麻を取り扱うようになったそうです。
合法となった大麻目当てで、タイへ移住する日本人もいるとのこと。
大麻はカナダなど、世界中で広まっているようです。日本でも、日大のアメフト部の学生が大麻を所持していたというニュースが最近ありました。
私は大麻は吸ったことがないですが、今年の6月末くらいまで、タバコは好んで吸っていました。
タバコを吸っていた理由は、
・シンプルに煙が好き
・吸ったら頭が冴える気がする
・毒を受け入れておきたかった
・高いタバコ税が社会の役に立っているなら満足
という理由でした。今は、身体に毒を入れることを止めて健康志向だし、お金の浪費を減らそうと思っているので、タバコは止めました。
一方、大麻は、吸いたいとは思いません。
危険な依存性がある程度あると思うし、そこまで薬に頼って、頭をぼんやりさせたいと思わないからです。
シラフでの生活に満足できているなら、大麻は吸わないのではないでしょうか。
楽しいことがない、現実から逃げ出したい、それを自力でなんとかしようとするやる気もない、となったら、「大麻を吸って気持ちよくなろうか」と思うのでしょう。
楽しいことがなかったり、嫌になっても、ファイティングポーズが取れるならば、おそらく大麻は吸わないでしょう。
ファイティングポーズをとり続けるためには、やっぱり現実に対処するためのメソッドを持っているかどうかが大事だと思います。
「打つ手なし」となったら、誰だって、辛い局面に当たったとき、薬の他力、大麻のメソッドに頼ろうとなっても不思議ではありません。私も、そうなるかもしれません。
なので、大麻に依存することが悪いというよりも、大麻以外のメソッドの引き出しを持っていない、持たされていないことが問題だと思います。
これは、自力で獲得するか、もしくは、誰かをまねするか、でしか得られないでしょう。
教育現場で、大麻関係なしに、課題に対してどのようなアプローチをするべきか、とか、又、そういう対処方法を持っていない丸腰状態では、薬物などに流れて沼にはまりやすいという事実をありのままに伝えることが必要だと思います。
「あなたは薬物に頼って、よだれを垂らして生きていきたいですか?」
と聞いてみて、多分、多くの子供達は「やだなぁ」と言うと思うので、そのために学んでくださいね、と言えばいいんじゃないでしょうか。
日大の逮捕された学生は、おそらく、周りの大人からそういう警告とか啓発とか、まったく受けてこないまま成人してしまったのだろうと思います。
そういう子供は、多そうですね。