私とかは、例えば週刊誌が、誰かの何かやましいことを記事にして、
メディアで疑惑が拡散したりしたら、
・嘘なら→公に対して釈明して、「週刊誌のこことここが嘘です。デマ流すんじゃねよバカ野郎」と言う
・本当なら→公に対して、「事実です」と認めて謝って、反省して再スタートする
ということをすればいいだけで、
もちろん当事者にとってはデマでも真実報道でも、胃が痛くなるような状況ですけど、
「どのように対応するか」というのは、本来シンプルなものです。
ただ、この考え方って、「当事者も、周囲の野次馬も、みんなルールを守ってる」という前提でのことであって、
日本人の大多数がグレーである場合・・・
例えば、ビジネスで成功するためには、モラルに反することもやることが必要不可欠だ、みたいな慣習がある場合は、
対応方法はシンプルじゃなくなってくる。
目下問われている問題のみに対しては、おそらく釈明できるけど、
通常営業の中に、すでにグレーな行為があって、
北極の氷のように、すでに表に出ている部分だけでなく、水面下に巨大な疑惑予備軍が備わっている、となると、
すでに表に出ている事に対しても「釈明できない」という状況になります。
芋づる式に、通常営業で保有している負債(反社会的行為)の、
「全て即時精算」を迫られるリスクがあるし、
そもそも「グレー行為という負債」は「負債じゃなくて」「知恵という資産だ」という戦略というか、開き直りをGOしているわけで、
その戦略の本筋を自己否定することもできない。
だから、「自分の否は認めない」。
氷山の一角のグレー行為に精算を迫られているのであれば、
(弁護士を雇ったりして)それを極限まで小さい規模にして、ダメージを抑える。
「それが知恵だ」という発想なんじゃないかと思います。
なるほど~グレーな人が大多数ならば、それが正解になるだろうなと納得しました。
となると、釈明もしなくて、だんまりで良いかもしれませんね。
「その方が良い」と本人やマジョリティが思っているのであれば。
私は子供っぽい考え方をするので、
素直に、マジョリティが(他者からの信用や金銭などの)詐欺窃盗を繰り返してたら、やだなぁと思いますが、
詐欺窃盗をする人も、生きていかなくてはいけないだろうし、
その辺は清濁合わせ飲んだ方がいいんだろうなと思いました。
あんまり健全な社会には見えませんが、
汚い水の中であっても、金魚は一応生きていけるので、ちょうどいい所までハードル下げて、
みんなが棲みやすくなったらいいなと思いました。
おわり