今、リハックの近日の日本経済の動きについての番組をYOUTUBEライブで見ています。
出演しているエコノミストさんの主張は、
・マクロ経済的には日本の利上げは悪手(利上げは景気が過熱したときにやるもの)。
・植田さんは為替操作(円安是正)のためと、政治圧力に屈して利上げをした。
というものですが、
利上げしたのは、異常なゼロ金利からの脱出の契機を見たからだと思いますよ。
為替をどうこうしようとして、利上げなんかするわけないじゃないですか。
そもそも植田さんは為替の変動なんかあんまり興味ない(自分の職域じゃないと思ってる)んですから。
利上げする前に、ドル円は150円台前半になっていましたよね。
植田さん的には、それで何の問題もないはず。
問題は、大規模金融緩和によって、ゼロ金利の縛りが生まれてしまって、
それから脱出できずに、「緊急事態」が何年も続いていてこのままじゃ出口が永遠に来ないから、
金融緩和路線から出口を見通すための利上げですよ。(たぶんね)
なんか、出演しているエコノミストさんは、「今回の経済ショックが植田さんのせいだ」というような誘導をしているようで、誤誘導の匂いがしますね。
あと、これは私が知らなくて、ちょっと驚いたんですが、
マクロ経済学とか、「○○の時に○○をしたら、得だ」みたいなことをゆってるんですね。
経済学って、得とか損とかじゃなくて、メカニズム解明学だと今まで私は思ってたんですが、
得って言っても、「短期の得」を取りに行くことと、「長期の得」を取りに行くのとでは、
取るべき行動って「真逆」になったりするじゃないですか。
もしも経済学が、「短期の得」を追求することを目的とした学問であるならば、
私だったら経済学を脚払いでこかせますよ。
そんでこかせた後に、「しっかり立ってみろよコノヤロウ!」と発破をかけますね。
まぁたぶん、本当の経済学の姿は、得・損の話じゃないと思うので、
出演してたエコノミストさんの足元がおぼつかないだけなんでしょう。
たのむよ~。
おわり