今後も適切に利上げしていく、という発言を受けて、
為替と株価のパニック・ジェットコースターが起こったという見方があります。
株価とかが乱高下するのは確かにみんなにとってあまりよくないことですけど、
金利を絶対評価すると0.25なので、そのポテンシャルは軽微だし、
植田さんも「この程度の利上げならば、景気後退へのトリガーとしては軽微である」
という発言をされていて、私もそうだと思います。
なので、植田さんの失策というよりも、「市場が過剰に反応しすぎ」という解釈が正しいんじゃないかと思います。
機関投資家の頭の中では、まず周りの競争相手とのしのぎあいに勝つことが第一だと推測します。
私だったら、年10%の利回りがあれば御の字ですけど、
彼らはもっと高いノルマ目標を狙っているので「無理で・極端な取引」をやるのでしょう。
で、その競争がよりスケールを持って、過熱に行われていることの発露が、ジェットコースターの具現化なんだと思います。
こうなってくると、私なんかは、
「もうマネーゲームつまんないしくだらねぇな」「最低限の生活費をより低いコストで稼いで」「もっと他の面白いことして人生送りたいな」
って思いますね。
金儲けゲームが、どんどん魅力的じゃなくなってくる。
とゆうと金融関係の仕事をしている人は嫌だと思うので、
人それぞれでいいと思いますが、
実際的に「金周りに人生のエネルギー費やすことが」「無為に思えてくるような」「現象が起こっている」っていうのは、私にとっては事実です。
こういう風に、人気がなくなって、伝統的な資本主義は終わっていくんだなぁと、
感想を持ちます。
金があっても、市場に人手がなくて、サービスが十分な質を提供できないし。
GAFAとかに戦を挑んでも、大変な割にリターンが少ないし。
「過度な金集めマン」を見ると、「何やってんだこいつら?」「頭沸いてんじゃないの」
っていうひどい事も思ったりします。
そうじゃなくて、「やっぱり世の中、金だよな!」っていう合意を社会的に高めようと思ったら、
市場を安定させて、健全化させることが絶対に必要なことでしょう。
たくさん金を払えば、それ相応のサービスが受けられることが、担保されないと、
みんな金を追い求めることはないでしょうし。
だから、機関投資家は社会問題解決の方向に向かって、市場を安定・健全にすることを目指して投資活動した方が良いと思うけどな。
漁業でも、農業でも、環境資源が大事だし、土作りが大事でしょう。
成果物だけを乱獲して、「たくさん獲ったどー!」ってよろこんでるのって、
山賊みたいなノリですね。
でも、競争の中にいると、「競争だけやってればいいや」っていう集中が起こるので、
どうしようもないのかもしれませんね。
その荒れた嵐のような環境を受け入れて、生活を守るためにがんばるしかないのでしょう。
おわり