ちょっと機を逸しましたけど、蓮舫さんが都知事選で3位になって、なにやらブーイングを浴びているようです。
石丸さんもネット上の情報で、悪い印象付けをされていますね。
まるで見せしめ刑のようですが、それはさておき。
政治家を選挙で選ぶときに、私は、「この人は何をやるのかな」ってところで見ます。
それが具体的にわからないから、「漠然としたイメージでしか」判断できません。
「なんか良さそうだな~」とか印象ですね。
小泉進次郎さんは印象は良いですが、実際の所「首相になったら何をやらかすかわからないので」、ポスト岸田さんの筆頭にはなれない感じですね。
で、小池さんはディフェンディングチャンピオンらしく「イメージ:王者の風格」だけど、「行動:改革はやらない」。
蓮舫さんは「行動:何かやってくれそうだけど」、「イメージ:小池さんに噛みつく犬っぽい」
となると、理想形は
「イメージ:王者の風格」で「行動:何かやってくれそう」ですね。
蓮舫さんはこの理想形を、体現すればよかったんじゃないかなぁと、一観客として思います。
「巨悪を糾弾して、打ちのめす」っていうのは、
アンチ体制派の方々の支持の受け皿になる、という機能面はありますが、
この伝統的な「アンチ体制派」が、実は、「今は減っていて少ないんじゃないか」と思いますね。
つまり、論点が、「体制が悪い」ではなく、「うわなんか、全体的・日本的・世界的にやばい」っていう認識が広がっているんだと思いますよ。
実際、世界中でインフレ起こって物価高だし、ひどい戦争もあるし、日本は少子化でやばいし。
これらの認知されている問題が、「体制側を打ち倒して解決できるか?」っていうと、「そういう規模の問題じゃないだろうな」って思ってる人が多そうです。
だから蓮舫さんに、十分に票が集まらなかった。
体制側が解決困難な巨大な問題がポコポコあるなら、蓮舫さんにすべてを託しても、失敗するかも知れないな、失敗したときのダメージロスがでかいな、リスクが高いな。
っていう認識が、広かったんじゃないかなぁ。少なくとも私は、こういう考えを持っていますね。
蓮舫さんがもし勝とうとするなら、
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小池さんは、約束した改革は実行せずに、利権構造を維持するだけです。
他方、私は、違います。
現実的に実行できないことはみなさまにお約束致しません。
その政策とは○○です。詳細はホームページに記載しておりますので、是非ご覧になってください。また、YOUTUBEなどでもPR動画を発信しております。
東京都の将来的な持続可能性をより盤石にするために、必要な政策なんです。
これを固い決意を持って、必ず実行してまいります。
今、少子高齢化など、東京のみならず日本は大きな課題を抱えていますが、この難局を乗り越えるために、私は先頭に立ち、責任を持って、自分の力を発揮したいと願っています。
わたくし蓮舫に、都知事としてみなさまのお役に立つ機会をどうぞお与えください。
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みたいな感じだと、
「おっ」
「小池さんとの差別化を図りつつ、王者の風格もあるな」
「おもしろいな、やってみてほしいな」
と私は思います。
で、タイトルにあるように、しがらみがあるから、
結局は「野党(立憲民主党)っぽく」「噛みつく」しか、できなかったんだろうなとも思います。
となると、やはり、小池さん体制で、
「それぞれの都民がそれぞれの立場で(小さい利幅でも)できることをやる」
っていうのが一番強いな、と再確認しました。
そういう意味では、蓮舫さんも、石丸さんも、がんばったんだなと思います。
お疲れ様でした。まだ政治家として終わったわけではないので、あきらめずに前進してほしいです。
おわり