【近況6/14】流行のコロンブス

なんかまた、炎上しているようで。

 

ミセスグリーンアップルさんという音楽バンドグループが「コロンブス」という新曲をコカコーラとタイアップで出したら、

 

MVで本人たちがコロンブスとか、ナポレオンとかの偉人に扮して、類人猿を従えてるような表現があって、奴隷使役のようだと、人種差別的な表現に対して批判が集まって、

 

結局、スポンサーも諦めて、MVはお蔵入りになったようです。

 

別に炎上するのは自然発生なのでいいんですけど、

 

「アーティストが曲書いて」「MV撮影して」「炎上して」「お蔵入り」って、

 

なんか手間がもったいないですね。せっかく一生懸命作ったのにおじゃんになるのは。

 

で、コロンブスは、私知らなかったんですけど、アメリカ大陸を発見したすごい人というよりも、原住民とかにひどいことしたなかなかの侵略者だったそうです。

 

へえ~、

 

私はMVをテレビニュースでちらりと見たんですけど、

 

MVに類人猿がいたんですよね。

 

で、リアルのコロンブスは奴隷を集めていたらしいので、

 

その類人猿は、差別的なひどい扱いを受けていた人達を示唆している、これは良くない!という流れらしいです。

 

なるほど、一般的には「類人猿」とか「サル」は人間より劣っているという認識なんだな、と解釈しました。

 

韓国でも「犬」は劣っているらしいし、

 

まぁ、確かに誰かから「お前はサルみたいな奴だな!」と指さされたら、「あっ私、侮辱されてる・・・」と思いますけど、

 

実質的に、substantiallyに(←数ヶ月前に覚えた単語)、

 

類人猿が人間より劣っているとは思わないですね。

 

大分前に日記に書きましたけど、

 

例えば「火を、道具使って自分で起こす」って、ハンパないですよ。

 

火を起こせないのが当たり前の前提で、火を起こすんですよ。

 

原理とかもよくわからないのに。そもそも「火」って何コレ?の世界で。

 

おそらく最初に火を起こした「サル」は、寒冷天候で、家族を凍死させてしまった親サルなんじゃないかと想像します。

 

どうしても火を起こしたかったんですよ、きっと。

 

その「受け入れがたい現実と対峙する熱量」とか、「深い悲しみの果ての怒り」とか、「気合い」は、尊敬に値すると思いますね。

 

あと、最初に空に飛んだ「鳥類」とか。

 

最初に飛んだのは始祖鳥とか、恐竜かもしれませんが、

 

とにかく、誰も空を飛んでない状況で、空を飛んだんですよ。自力で。

 

手をバタバタさせて、ぴょんぴょんジャンプして、一生懸命に。

 

おそらく「飛ばなきゃ死ぬ」という認識が強かったんだと思いますが、

 

傍から見たらそんなぴょんぴょんジャンプしてる奴は、明らかに「頭おかしい奴」です。

 

「なにやってんだコイツ?狂ってんのか?バカか?」

 

って他のみんなから思われたでしょうね。

 

でもそれを継続したら、実際に飛んじゃったという話です。

 

これも、私にとっては、痺れるストーリーです。

 

一般的に頭おかしいことしてるバカでも、飛びたいと信じたら実際に飛んじゃうんですから。

 

そういう視点があるので、

 

「だって類人猿はパソコン作れないじゃん」「パソコンで速い計算できないじゃん」

 

という一事で、サルが劣っているとは、思わないんですよね。

 

なので、ミセスグリーンアップルの大森さん?がゆっていた

 

「MVは偉人と類人猿が時代を超えて一緒にパーティーする趣旨」っていう説明は、そんなに苦しくないな、と思いました。

 

普通にサルが人間と絡んで仲良くしてる感じと思います。

 

ただ、コロンブスは「偉人」というよりも「怖いひどい人」の人間として世界では認知されているようなので、

 

まぁ、アウトになるのもしかたないかもしれませんね。

 

なぜコロンブスを曲の題材にしたのか、コロンブスのことをよく調べなかったのか

 

そこがちょっと気になりますが、

 

後の祭りなので、あんまり探ることはしないようにしよう。

 

おわり