絶対的生活水準

一般的に、人の欲望は限りがない、と言われますが、そんなに無限大には無いと思います。

 

欲望がすっごく大きい人はいますが、それは他の平均的な人と比べた場合にめちゃめちゃ大きいってだけで、有限かどうかで言えば明らかに有限です。

 

幸福感も振り切ったら、おそらく気絶するでしょうし。物欲も、プーチンとかは大きな豪邸を建てて、裕福な暮らしをしているでしょうけど、その欲にも限りがありますね。人は1日24時間しか生きられないので、受けられるサービスも有限でしょう。

 

ここで、欲望は有限だとわかったんだから、欲望なんて大したことないな、と判断できると思います。そもそも、動物だった頃の人類を、何らかの方向へ誘導するためのインセンティブみたいな存在として欲望があると思うので、それと心中する気には、私はなりません。

 

欲望が満たされているかどうかは、そのようなどうでもいい存在ですが、あんまり満たされなくてつまらない人生も辛いと思うので、「このくらい満たされていたいなぁ」という最低基準を規定して、その水準はこだわってがんばって満たしていく。

 

で、残ったエネルギーで、他の困ってる人を助ける、問題を解決していく、というのが良いと思います。

 

今の日本の平均労働賃金では、おそらく、趣味とかにもお金が使えない、食費とかも削らなきゃいけない、新しい服もあまり買えない、という状況だと思うので、多くの人が満たされていない状態でしょう。

 

まずこれは危機的な状況だと認識するのが良いと思います。それぞれが規定した最低基準を満たしていくことは、とりあえず「国の民」にとって協力できる分野ですし、正義だと言って良いと思います。

 

もし私が権力者だったら、この正義を振りかざすと思いますが、国際金融資本などの勢力とバッティングしてしまうんでしょう。それでもおかまいなく、「邪魔するな」と言わんばかりに突進するのですが、そうなったらどうなるんでしょうね。

 

この世はいろんな層(レイヤー)があり、それぞれ利益相反していたり、軽蔑しあったり、奪い合ったり、しているのですが、自分とは違う層に対して、プレッシャーをかけた方がいいと思うんですよね。

 

壊滅的な対決というのは好ましくないのですが、違う層と仲良くハグキスするというのもあり得ないです。それができるならそもそも違う層にはなっていません。

 

違う層でなければならない、相反しなければならない、なんらかの理由によりそういった相容れない「層」の区別が生まれています。

 

なので、破綻しない程度で、ギリギリのプレッシャーをかける、というのが良いと思います。リスクを負わない人は、多くを得られないと思っています。

 

ということで、国の民がそれぞれの欲望充足における最低基準が満たせるように、戦ってみましょう、という提案でした。