食わず嫌いの経済的損失

ツイッターで、近所の松屋で美味しい牛丼が食べられてありがたいことです、と書きました。

 

最近食べたのは、ノーマル牛丼(並)に、生卵をプラスして、あと豚汁も食べました。

 

650円くらいで、食べた後「ふぅ~、美味しかった」と満足感がありました。安くて美味いし、とってもリーズナブルだなぁと思います。

 

私は今実家で暮らしているので、基本的に外食はしません。そのため、レストランとか、高いし、頭の中にその選択肢が無い状態でした。

 

しかし、松屋に実際行ってみると、「いいね!」となるのです。こういう現象が、外食産業だけでなく、すべての業界にありうることじゃないかと思いました。

 

例えばですが、最近は男性向けの美容アイテム、コスメアイテムとか売っていて、私のような40歳無職おじさんにとっては、「美しくなくてもいいんじゃい」と思って、(それは確かにそうなんですが)全くそういう商品に興味を持たず、実際にも使わず、無視してる状態なんです。

 

でも、もし実際に顔パックとかやってみたとしたら、私の想像以上にお肌がツルツル・モチモチになって、「あら!いいね!」となるかもしれません。

 

そういうきっかけで自分のお肌に自信が持てて、他の身だしなみとかも気をつけるようになって、結果的に「お金を払って(商品を消費して)」「トータルの清潔感アップのベネフィットを得る」という経済的に良い働きになることはありえます。

 

経済的好循環を生み出す「きっかけだけ」が無いだけで、この世の商品の潜在能力的には、もっとたくさん売れる、客は未開拓のベネフィット得られる、という可能性があるんじゃないか、と想像しました。

 

その急所を突くために「宣伝広告」とか「口コミ」とかがすでに存在していると思いますが、それをもっと深度があり広範囲な「周知」の方法論を追求すると良いと思います。

 

そのためにはどうすればいいでしょうか?やっぱり、「実際にその商品を使ってみる」経験を増やすという事でしょう。

 

今ある広告って、「商品の良い印象を与える」(客が商品を実際には使ったことがない前提で)という感じに留まってると思いますが、ここを突破して、「実際に使ってもらう」というアクションが必要です。

 

しかも「商品に興味がある人だけ、実際に使ってもらう」に留まらずに「興味のない商品を実際に使ってもらう」という、ある意味客側にとって勇気のいるアクションが増えると尚いいですね。

 

今、政治の世界では「現金のバラ巻きはよくない(貯蓄に回ってしまうから)」というのが常識になりつつありますが、

 

私が考えた政策は、バラ巻きの一種で「客層別・商品指定の商品券配布」とか面白いなと思います。

 

例えば高齢者(65歳以上)を対象にして、「漫画の商品券」を配布するとか。おじいちゃんおばあちゃんは漫画読む人少ないでしょうけど、「あれま、商品券あるなら、じゃあ漫画買ってみようかの」と思って買ってくれるかもしれません。

 

それをきっかけにして、「意外と面白くて読めるのう」とか思ってくれたら、「幽遊白書を全巻揃えたいのう」となり、自分のお金で買うようになるかもしれませんね。

 

客層別に、「この人たちには、この商品を体験してほしい」といった具合で商品グループをチョイスして、それ限定の商品券を配るという具合です。その判断をAIに任せてもいいでしょう。

 

ただ、これはバラ巻きなので、財政健全化を目指している今は、ちょっと合わないかもしれないという懸念があります。

 

アイディアとしては、やってみたら面白そうだな、という予感があります。