【徒然日記】鏡像生命

なんでも、生物の構成分子を、鏡に映したような左右反転構造のコピー生命を作る研究が、「危険だ」と、研究主体者たちが警告を発して、研究の中止が必要だと訴えているという記事を読みました。

 

地球上の生命は、システマティックな生態系を形成していますが、それらの構成分子は皆同じで、

 

鏡像生命のような、左右反転構造を持つような、例えばバクテリアが放たれた場合、

 

個体の免疫システムを完全スルーして、地球に存在する、あらゆる生命(植物、動物、虫・・・)を宿主として、浸食が起こり、その増長を止める手段がない、

 

というかなり危機的な状況のようです。

 

こういうギミックで、人間滅亡の路線が見えてきましたね。

 

ねっ、何でも、基礎が重要なんですよ。

 

存在の基礎が脆弱だと、その上にどのような豪華絢爛・又は巨大・精緻・複雑、美しい建築をしたところで、

 

足場を崩されると、簡単にコケて頭打って死ぬという。

 

そういう意味で、哲学は大事です。

 

で、哲学するにも、人間の健康な身体と脳がないとできないわけで、

 

哲学しても、身体的な脆弱性は、なかなかクリアできないという、「やられっぱなし」に私も含めてすべての生命が陥っているということです。

 

そういうエンドでも、まぁいいでしょうし、

 

現実的な話をすると、「全滅」までいくのか?という一縷の可能性はあります。

 

ただ、鏡像バクテリアが、実際に広まったら、間違いなく生態系の大幅な「削れ」が発生するので、

 

二次的な被害(食べ物がない、とか、人類にとって重要なマスターピースのような生物が絶滅してしまうとか)

 

そういうことも予想されるので、

 

かなりきついですね。

 

原発が30機同時に事故るくらいの、あるいはそれ以上のインパクトを覚悟した方がよさそうです。

 

もちろん、政治的に「鏡像生物はパンドラの箱に入れて」「封印!」するのも手だし、現実的にはそれが無難になりますが、

 

「もう見てしまった」わけですから、

 

けっこうクリティカルなことになってるな、という所感です。

 

人間の想像は、十分現実に起こりうるので。

 

ただ、希望があるのは、

 

その鏡像生命からのアタックは「現状」防げないというだけであって、

 

左右反転の分子構造を持つ複数種類の生命が「共存」する、という線もありえるなぁと思います。

 

すごろくで言うと、終盤で「ふりだしに戻る」みたいな手間はありますが。

 

その共存グループのメンバーに人類が含まれていない可能性もありますが。

 

こういうときに、役立つのが気合いですよ。

 

鏡像バクテリアに浸食されて、やりたい放題の治療不可能な病気を発症したとしても、

 

「気合いで」生き残るんですよ。

 

カニズムなんて単なる見え方で、その枠組みが強固と言っても、強度には限界ありますから、

 

その枠組みを破って無視するくらいの気合いで乗り切ろうかなと私としては考えています。

 

「いや、そうならもう諦めるわ」という人の方が多数だと思うので、

 

戦争で殺し合って、核兵器使いまくって絶滅するよりも、

 

みんなで一緒に、同様に逝くなら、「まぁいいか」もあり得ますね。

 

頭のネジが飛んでる投資家とかも、「他のライバルに負けて自分が取り残されないのであれば、大規模リセッションで自分が頓死しても許容できる」みたいな発想しますしね。リーマンショックとかそういう輩が引き起こしてました。

 

とりあえず、結論としては、

 

鏡像生命という銃口が、人間の頭に突きつけられた状態で、

 

なんとかがんばって生きていくしかないでしょう。

 

実は、「何も状況は変わっていない」という見方もあります。

 

心が試されているということですね。

 

おわり