A diary 9/11その②

G20会合で、インドが国名を「バーラト」に変更したとのニュースを見ました。

 

バーラトはサンスクリット語で、ヒンドゥー教徒にとって馴染みのある呼称らしいです。

 

モディ首相が、インドの植民地時代からの脱却を印象づけるために、新しい国のイメージを国内外にアピールしたかったようです。

 

私は、コーエー大航海時代オンラインというゲームで、インドにコショウを買いに行ったりしてたのですが、インドがかつて植民地だったとは知りませんでした。

 

どこの国の植民地だったんだろう。調べてみたら、イギリス領だったみたいですね。

 

第二次世界大戦終結を契機に、1947年にインド独立、とのことです。

 

ふぅん。これはつまり、モディ首相は「欧米主導の世界でのプレーヤーを演じるのは、旨くないな」と思っているのだと思います。

 

中国を見やると、米国に激しくマークされている。

 

インドも発展すれば、同じ憂き目に遭うだろうという予測がおそらく、ある。

 

グローバルサウスとか、BRICSのグループが、欧米体制を突き上げるような、そういった潮目の中で、上からの押さえ込みを避けて、力強く発展させる道筋を確保しよう、そういった意志が、「バーラト」表明だったのだと思います。

 

まぁ、国際競争で理不尽な扱いをされたくないのは、誰だってそうだと思いますし、別に欧米が主導権を持たなきゃいけない根拠もないので、バーラトはバーラトとしてのびのびやったらいいんじゃないでしょうか。

 

ただ、バーラトの農村部とかは、文明が1、2世紀遅れてるんじゃないかってくらい、国内に格差があるので、その歪みを「NOTヒンドゥー教徒」の国民に集中して押しつける気なんでしょうかね。

 

バーラトは明らかに、中国を見て、又、自国が人口世界一になっている、主導権を取りに行くのが正しい、と思っているでしょうね。

 

ただ、格差が激しいので、ALLヒンドゥー教徒として、どう辻褄を合わせるのか、宗教の利用にめちゃくちゃ依存して、上手くいくのかどうか、私にはわかりません。

 

科学と自然の融和、バーラトと西側の融和、みたいなミックス技術を高めるように、チャレンジしたら面白いと思います。

 

もちろん戦争はナシで。