国民民主党の玉木さんが打ち出している扶養控除103万円の引き上げについての、ヤフーニュース記事を見ました。
賃上げと、インフレ・物価上昇に沿って、扶養控除額も引き上げるべき、とのこと。
問題は、178万円なのか、それとも140万円くらいなのか、
どの程度引き上げるか、丁度良いところを模索して、玉木さんも交渉中だと言っていました。
私は相変わらず消費税5%派ですが、
例えば、消費税5パーセントにして、扶養控除140万円くらいにしたら、いいかなと思います。あとガソリン税も。
この案だと、18兆円くらいの減税になるので、インパクトが大きすぎるかな。
下げ幅は大きいんですけど、追求するべきは「最適な税額」ですので、
私にとってはやっぱり18兆円減税が、「最適」かなぁと思っています。
社会保険の方の106万円の壁(従業員51人以上の会社)・130万円の壁(従業員50人以下の会社)が、負担額が大きいので、
こっちも合わせた方が良さそうですね。
こういう社会保険の方の壁についての指摘は、なにやら自民党関係者が流している「足引っ張り情報」みたいなことがネットに書いてありましたが、
実際のところ、例えば所得税の方で140万円の壁にスライドしたとして、年収140万円でしたっとなったら、
実際に社会保険料負担が増えるのは事実ですから、従業員視点で「あんまり140万円まで働くメリットないな」と思うのは自然かなと思います。
なので、所得税の方で140万円にするなら、社会保険料の方も、セットでやった方がいいですね。
でも、社会保険料は現時点でさえ、「かなり足りていない」状態ですので、
これをGOするのはなかなか現実的に難しいかなと思います。
こういうのがあるんで、やっぱり結局、消費税ですよ!
インフレ・物価高・賃金上昇に沿って、例えば扶養控除は130万円まで上げて、
あとは消費税減税で効果のある一発を撃つのがいいなぁ~と思います。
5%がアレなら、6%でも良いと思いますよ。
消費税10%(食料品8%)からの6%ということは、
年間生活費240万円世帯だったら、約9万円~5万円の減税効果ですよ。
「ぷはっ!」と少し息継ぎが可能になるような、うれしい減税だと思います。
年間5万円でも、貯金したら、ある程度のまとまりのあるお金ができますから、
そのお金で、古い家電とか、服とか、買い物ができます。
それは贅沢ではなく、必要経費レベルの消費行動です。
憲法でも、「国民は最低限度の生活をする権利がある」という趣旨が書いてあるので、
経済的な底上げはやった方が良いと思います。
江戸時代のような「生かさず殺さず」規制をやるのであれば、
消費税10%は高すぎます。
あぶく銭で狂喜乱舞して、ある金をしこたま消費するような浪費家だらけの国だったら、消費税は高めでもしょうがないですが、
普通の生活していて、生かさず殺さずであるならば、
消費税は5%、6%で十分だと思います。
「減税」ではなく、「税額の最適化」を目指す賢明さを期待しています。
おわり