幸せ者の分析

幸せな人とは、幸福感がある、だけじゃなく、やりがいのあるチャレンジをしている人ではないでしょうか。

 

逆に不幸な人とは、不安感がある、だけじゃなく、自分が前進してる実感がない人でしょう。

 

これを会社に喩えると、幸せな会社とは、自己資本比率が高い、だけじゃなく、利益を生み出す構造を持つ会社のこと。

 

逆に不幸な会社とは、自己資本比率が低い、だけじゃなく、利益を生み出す構造がない会社のこと。

 

じゃあ、条件をクロスさせるとどうでしょうか。

 

自己資本比率が高いけど、利益を生み出す構造がない会社

自己資本比率が低いけど、利益を生み出す構造がある会社

 

前者は、ゆるやかに衰退へと向かい、後者は、急激に進歩します。

 

おもしろいですね~運命の分岐が、こんな単純な分析でわかりました。まとめると以下のような感じですね。

 

自己資本比率が低く利益を生み出す構造がある会社→急激に進歩

自己資本比率が普通で利益を生み出す構造がある会社→進歩

自己資本比率が高く利益を生み出す構造がある会社→ゆるやかに進歩

自己資本比率が高く利益を生み出す構造がない会社→ゆるやかに衰退

自己資本比率が普通で利益を生み出す構造がない会社→衰退

自己資本比率が低く利益を生み出す構造がない会社→急激に衰退

 

これを国に例えると、日本は自己資本比率はどうでしょうね。日本国債をたくさん発行していますが、その所有主は日本銀行がメインで、しかし、海外からの借金も少しある。ということは、自己資本比率は「普通」くらいでしょうか。

 

で、利益を生み出す構造については、国の場合、税収に依存してますので、この税収というのは所得税法人税、消費税がメインでしょうか。

 

それぞれ、個人の収入、会社の利益、個人消費がベースになっています。

 

分岐表より、利益を生み出す構造がないと、いずれも衰退へ向かうことになります。当たり前といえば当たり前ですが。

 

利益を生み出すためには、以下が必要になります。

 

・個人の収入増大

・会社の増益

個人消費の増大

 

今、政府が賃金アップ策を取っていますが、これは「個人の収入増大」に対応するひとつのピースですね。あとは、会社の増益ですが、これは市場の活動に政府は介入しない原則があるため、企業にがんばってもらうしかないですね。最後の個人消費の増大、も賃金アップ策でカバーしようという狙いでしょう。

 

で、賃金が上がるためには、会社の増益が欠かせない、ということで、すべては会社の増益にかかっている、と言ってもいいかもしれません。

 

会社が増益するには、やはり利益を生み出す構造を持つことが必須ですね。

 

さっきから、すっごい当たり前のこと言ってますが、幸せの解釈、という意味で、なんかパズルみたいなアプローチで面白かったです。

 

ちょっと数学を学んだ影響がでてるかもしれません。