(記事の要約)
「観測可能」な宇宙には銀河が2兆個あるとの研究結果が発表された。
これは従来説の20倍に相当する。
観測は、遠くの天体から届く「光」を受けることによって成されるため、その範囲は宇宙全体の一部(=観測可能な宇宙)でしかない。
しかし現在の技術では、この観測可能な宇宙の中のさらに10%のものしか観測できないという。(「2兆個」とは、残りの90%を補完した推計値)
宇宙が誕生してから現在まで130億年が経過していると考えられているが、誕生後数十億年が経過した頃は、銀河の密度は現在の10倍だという。
このことは銀河が合流するなどして数を減じるフェーズがあったことを示唆している。
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宇宙は広いけど、逆にいうと「私たちちっさ!」である。
よくこんな小さいのに複雑な社会を作ってるなぁと感動してしまいます。
この宇宙は、私たちを閉じ込める「ゆるゆるの檻」のようだと感じます。
NASAは火星に人を移住する計画を立てているそうですが、環境資源が無いところに大勢の人間を住まわすのがどんなに大変だろうか・・・
ロマンはあるけど現実は非常に厳しそうです。
今たまたま読んでる本でアインシュタインの一般相対性理論についての解説があったのですが、
この説は「光」を絶対的な基準として、時間と空間を同じ土俵で扱うことに成功した論らしいです。
光が絶対というのは、言い換えると人間(生物)の感覚を絶対的な基準としてるような気がしてなりません。
だって、光って宇宙の広さから言えば大分遅いし、宇宙の隅から隅まで飛び交ってるようなものじゃないので、宇宙の絶対的な基準が「光」というのは誤りだと思います。
しかし、「光」をものさしにすると、「私たちに見えている世界」の仕組みは相対性理論によって美しく記述することができるという事実があります。
なので「この私たちの世界の中心は、私たちである」ということは言えるかもしれません。
ここで私は、光に頼らない新しい感覚器官の開発が必要だと思っています。
五感・・・視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚
宇宙で動くには、これだとレンジが短すぎて使い物になりません。
視覚は置いといて、他の感覚器官は、明らかに地上で生活するために作られたものです。
視覚を機械化して性能を特化させた望遠鏡、電波望遠鏡も記事の内容の性能しかなく、そもそも、おそらく「観測可能な宇宙」の外側に広大な空間が広がっていることを考えると、「足りない」という結論になります。
空間と空間の歪み(重力)を、一瞬で読み取るような感覚器官が理想的です。
こうなるとファンタジーの世界ですが、その感覚器官をまずは人間に実装し、後に機械化によって光に頼らない空間観測を可能にしないと、いつまでたっても「ゆるゆるの檻」を「普通の檻」にすることができません。
「普通の檻」を捕らえたらどうするか?壊すに決まってる・・・
外の世界に出る出ない云々じゃなく、檻は壊すものだと思っています。
実際に壊さなくても「いつでも壊すことができる能力を持っている」だけでもいいです。
これが成功した暁には、きっと神様の人間への扱いが一変すると思います。
その一手を刮目したいです。