私たちが生きている宇宙・・・物質世界は、
生物が知覚できる世界としては「全て」ですが、ほぼ確実に、実在する世界の一部でしかないのだと思います。
「実在する」とは「生物が知覚できる」ではなくて、「神が知覚できる」という意味で言っています。
私は10代の頃から、人間の感覚器官の限界による生命活動への制限を鬱陶しく思っていました。(今も思っています)
物質世界のメカニズムを知るには高度な科学力が必要なのに、手持ちの装備がドラクエでいうとひのきのぼうのようなギャップを感じます。
神が意図的に「弱体」を創造したのだとしか思えません。
その辺を追求しても妄想で終わる可能性が高いですが、
宇宙について考えるときの前提情報として「個体として力を持つことが正解とは限らない」という認識を持っておいた方がよさそうです。
さて、物質についてですが、本で読んだ情報によると、この世には「反物質」というものが存在するそうです。
存在すると言っても、瞬く間に消えてしまうそうですが。
物質の構成要素は同じで、電荷のプラス・マイナスだけ異なる物質で、この対の物質が交わると莫大なエネルギーを放出して消滅してしまうらしいです。
これを考えると、私たちが知覚している物質世界はほぼ対の片割れのみで構成されていることになり、なんでだろう?と疑問に思います。
宇宙にある物質に対応する反物質は一体どこにあるんでしょうか?
神はこの宇宙を全て消す操作を持っている可能性は高いです。人間が車にブレーキを付けるのと同じ理由です。
「制御できること」の第一条件は、「止めることができること」です。
神が制御不能なものを野放しにするとは思えません。
ということで、この宇宙の反物質はどこかに存在するのだと推測します。
また、本で仕入れた情報によると、物質と反物質の関係は、「時間のメカニズム」に関係している可能性が高いとのことです。
物質は、例外なく時間の「不可逆的な流れ」に支配されています。
これはリンゴが木から落ちるのと同じくらい不可思議な現象です。
物質のことを知ることは、この「時間」の謎を解くこととほぼ同義だと思います。
時間について考えても、その考えてる本人が時間に支配された状態しか知ることができない(能力的に知覚できない)ので、想像の限界の外でかなり困難です。
ヒントとして、物質は「相互に影響しあっている」という特徴があります。
物質同士が直接触れて化学反応を起こすという意味もありますが、もっと根本的な部分で物質は「繋がっている」のです。
そして、その繋がりは人間にも及んでいます。
地球の裏側で風に舞う一片の塵が、私の思考にも影響を及ぼしているということです。
「時間」に代表される、相互に影響し合う物質全てを貫くルールが存在してるはずで、それを考えようというのが今回のテーマです。
なんとか「時間」の謎を突破したいのですが、どういうアプローチが適しているのかわかっていません。
「時間」に支配された「思考」をもって、いかに時間のルールを俯瞰するか、次回はその可能性を探ろうと思います。