いじめられると、精神的にかなりきついです。
私も、小学生の頃に短期間ですが、休み時間のサッカーでボールを回されないといういじめを受けたことがありますが、その時はかなり落ち込みました。
1対全員のいじめじゃなく、いつも通り接してくれるメンバーもいたのでそれほど心に傷は負っていませんが、あれが度を超すと本当に死にたくなる気持ちはわかります。
この経験から、辛さの一番の原因は、自分がいじめられてる立場でありながら、いじめっ子達のことをいまだに友達だと思っている点にあると言えると思います。
もしも相手のことを心の中で切り捨てられているなら、反撃しようという発想が生まれるはずです。
「いじめられたらいじめ返す、倍返しだ!」と言えるはずです。
暴力に自信がなくても、陰湿な嫌がらせなどで反撃は可能です。
それをしないで、相手をどこかで信じて、裏切られている状態が続くのがいじめなんだと思います。これは辛いし、悲しいですね。
いじめで自殺する子供は、借金まみれで自殺する大人の3倍は悲しいと思います。
一方いじめっ子について考えてみると
彼らも苦しんでいるんだと思います。それが意識でコントロールできない心の奥底で起こってるため、
自分と違くて、そんな悩みを全く持っていないような子とその苦しみを共有したい衝動にかられていじめるのではないか、と考えます。
つまるところ、いじめは、「おい、そこのてめえ、俺を助けろよ!」といういじめっ子の潜在意識から発せられてるメッセージなんではないでしょうか。
このことで問題なのは、子供の意識の深い所にある不安を取り除くことは、同年代の子供にはもちろん、大人にだって難しいということです。
子供の精神的なケア・・・いじめ問題の場合で重要なのは、いじめられっ子のケアではなく(それは別に行うとして)、その発端となっているいじめっ子に対して先手を打ったケアです。
本来ならば親が担う仕事ですが、すべての親が及第点かというとそうでもないだろうし、専門家の知恵を借りたいところです。
学校に保健の先生がいるように、子供の心理面の見張り&ケア役として専門家の先生を雇って、子供と長い間一緒に過ごしてもらう形が良いと思います。
この体制ができていないということは、人の心の闇を癒すことはそう簡単ではないということなんだろうな。
元いじめっ子から更生した大人に、それ専門の就業の機会を与えるってのも手だと思う。
自分の無力さを感じます。蛇の道は蛇というのはよく言ったものです。